冬の海岸で見られる美しい現象~”波の花”・”ジュエリーアイス”

風と波でホイップされて

波の花と聞いて

海岸に泡のかたまりが打ち寄せてる様子

思い浮かんだ方もいらっしゃるかもしれません。

冬の海で風が強いときに見かけることが多いようです。

 

場所で言うと、北陸の能登半島や

北海道の留萌・石狩といった地域

ほかにも秋田県や新潟県の沿岸部で

波の花が発生しやすいと言われています。

 

海岸線に沿って一面泡だらけになることも

発生しやすい時期は11月から2月

 

海の中にある海藻の仲間には

ネバネバとした成分が含まれているのですが

こうした成分とプランクトンが海中で交じり合い

強い風で起きた波によって岩場などに打ち付けられ

ホイップされ発生するようです。

 

ちなみに、波の花を構成する海藻には

身体に悪影響を及ぼすものもあり

人体に有害な波の花もあるそう。

 

さわったりせず、ちょっと離れたところから

眺めるのがよさそうですね。

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宝石のような奇跡の氷

次にご紹介するのはジュエリーアイス

こちらは、北海道の十勝地方の豊頃町にある

大津海岸で冬の間に見られる氷の塊です。

(Wikipediaより)

とっても透明度が高く

光を浴びると宝石(ジュエリー)のように

輝いて見えることからこの名で呼ばれているそう

 

見ごろの時期は1月中旬頃から2月下旬頃まで

 

太平洋に注ぐ十勝川の河口付近が

冬の厳しい寒さによって凍り

その氷が日中の気温上昇や潮の満ち引きなどによって

割れて大小さまざまな塊となって

河口から流れ出し、太平洋を漂ったのちに

河口近くにある大津海岸に打ち上げられるそうです。

 

塊は海の波に揉まれる間に角が取れて丸くなり

もともと川の水でできた氷のため塩分を含んでおらず

透明度が高くなるそうです。

 

地元では昔から見られた自然現象で

冬になると子どもたちが蹴飛ばして遊ぶような

ありふれた存在だったそうなのですが

2012年に地元出身の方が「ジュエリーアイス」と命名し

注目されるようになったそう。

 

キラキラした氷の塊が

海岸を埋めつくすほど見られることもある

なんて言われたら、行きたくなるじゃありませんか!

いつか、もっこもこに着込んで

見に行ってみたいと思います。

ジュエリーアイス Jewelry Ice 豊頃町観光協会【公式】

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