警戒レベル5緊急安全確保について~避難情報の面から

行動と情報と

警戒レベル5緊急安全確保について

「避難情報」という側面から考えます。

 

というのも、緊急安全確保は、

危険な場所から離れる立退き避難や

川のそばのマンションの上の階にお住いの方等が

とることができる屋内安全確保といった

「避難行動」の一つでもあるからです。

 

ちょっとややこしいですが

住民のみなさんがとるべき「避難行動」と

市町村から発令される「避難情報」

両者で同じ名前が使われている、つまり

二つの側面を持っているということです。

「避難行動」としての緊急安全確保

おさらいとして、まず

「避難行動」としての緊急安全確保について。

 

これは、危ない場所にいて逃げ遅れてしまった人が

今いる場所付近で、少しでも安全と思われる場所へ

緊急的に移動したりすることですね。

 

例えば、周り中がすでに水浸しになってしまっている時

少しでも高い場所に移動したり

崖のそばにお住まいの方が

崖から少しでも離れた部屋に移動したり

近くの丈夫な建物に急いで避難するなどが挙げられます。

「避難情報」としての緊急安全確保

もう一つの側面

「避難情報」として緊急安全確保について。

 

避難情報に関するガイドラインでは

「災害が発生又は切迫している状況

即ち居住者等が身の安全を確保するために

指定緊急避難場所等へ立退き避難することが

かえって危険であると考えられる状況において

いまだ危険な場所にいる居住者等に対し

立退き避難を中心とした避難行動から

緊急安全確保を中心とした行動へと

行動変容するよう市町村長が特に促したい場合に、

必要と認める地域の必要と認める居住者等に対し

発令される情報」とあります。(長っ!)

 

ポイントをまとめると

「災害が発生または切迫し、

立退き避難がかえって危険であると考えられる場合に、

直ちに身の安全を確保することを促す避難情報」

となります。

呼びかけている もうひとつのこと

先ほどのガイドラインの文の中で

もう一つの重要なポイントが

「行動変容するよう促す」という部分です。

 

警戒レベル4避難指示を発令する状況までは、

屋内安全確保できる方は別として、

住民のみなさんは、立退き避難を中心とした

避難行動をとるべきとされています。

 

一方、警戒レベル5緊急安全確保を発令すべき状況下では

まだ危険な場所にいる(逃げ遅れた)住民のみなさんは、

もう、離れた場所への移動は危ないので

今いる場所付近で安全を確保するしかありません。

警戒レベル5緊急安全確保は、

避難途中の被災をなくすため、

住民のみなさんに対し

「頭の中を切り替え、避難行動を変えましょう!」

という呼びかけでもあるのです。

 

市町村の防災担当のみなさんには、

立退き避難がかえって危険と考えられる場合には、

警戒レベル5緊急安全確保を

躊躇なく発令していただきたいと思っています。

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避難情報発令が大事な理由

避難情報の発令は、言うまでもなく

住民のみなさんに

今どれくらい危険な状況になっているのを

伝えるものですが

 

自市町村の住民のみなさんだけでなく

広く世間に現在の状況を伝えることになり、

メディアや遠方に住む親戚知人からの

避難の呼びかけにつながる等の効果も期待されます。

 

市町村の防災担当のみなさんにとっては

数多の対応を迫られる最中の判断は

ほんとうに大変なことと思いますが、

避難情報の発令を優先すべきとされる理由のひとつが

ここにあると考えられます。

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