降水量データの歴代全国ランキング~あなたの街の第1位の記録は?

1時間に降った雨の量の最高記録は

気象庁ホームページにある

気象観測データによる「歴代全国ランキング」

 

今回は降水量に関してのランキングをご紹介します。

 

まずは、最大1時間降水量のランキング

 

第1位は1999年10月27日の千葉県香取

1982年7月23日の長崎県長浦岳で観測された

153ミリです。

 

1時間に153ミリってどんな雨なんでしょう?

気象庁の「雨の強さと降り方」という資料によると

1時間に80ミリ以上の雨は「猛烈な雨」と言い

水しぶきであたり一面が白っぽくなり

視界が悪くなるような降り方で

息苦しくなるような圧迫感があり

恐怖を感ずるとあります。

(気象庁ホームページより)

ですから、153ミリともなると

怖くて外にはいられないでしょうね。

 

第1位としてご紹介した

1982年7月23日の長崎県長浦岳での1時間153ミリ

 

これは、のちに「長崎大水害」と呼ばれる

集中豪雨のときに観測されたものでした。

 

長崎大水害では、土砂災害や川の氾濫があいつぎ

死者・行方不明者299名という

甚大な被害となりました。

(九州地方整備局ホームページより)

この豪雨災害により

短時間に降る猛烈な雨の恐ろしさが再認識され

そのことを知らせる

記録的短時間大雨情報の創設に 

つながったと言われています。

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一日に降った雨の量 記録は・・・!

次に、日降水量のランキングから

 

第1位は、2019年の台風第19号

令和元年東日本台風)のときに

神奈川県箱根で観測された922.5ミリ

 

1位は神奈川県なんです。

 

もともと、箱根は駿河湾からと相模湾からの

両方の気流が山にぶつかり

雨量が多くなりやすいと言われています。

 

この大雨により、箱根登山鉄道が

土石流などによって大きな被害を受け

9か月にわたって運休になったりしましたよね。

 

日降水量第2位以下は

高知県魚梁瀬(やなせ)の851.5ミリ

奈良県日出岳(ひでがたけ)の844ミリ

三重県尾鷲の806.0ミリなどと続きます。

 

900とか800などの数字だけ聞いても

ピンとこないかもしれません。

例えば、神奈川県の横浜で調べてみますと

日降水量の歴代1位は287.2ミリでした。

 

横浜では先ほどの900ミリとか

800ミリなんていう雨の量でなく

300ミリ弱の雨でも

経験したことのない雨の量になるんです。

 

雨による災害は

その地域にとってめったにない雨量のとき

に起きやすいとも言われています。

 

ですから、みなさんも、ご自分のお住まいのとこの

最寄りの観測所のランキングを

押さえておくとよいですね。

 

気象庁ホームページでは

観測所ごとのランキングが

調べられるページがありますので、ぜひ。

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