雲に乗りたい!雲の中に入ってみたい!でも実際は?

雲の中に入った時の思い出

もこもこした雲が浮かんでいると

ほんとのれたらいいのになあって

つい思ってしまいます。

高所恐怖症ではなく、

むしろ高いところ大好きですし、

見た感じふわふわしていて

気持ちよさそうで、

いっそ雲の中に入ってみたいなあとも思ってしまいます。

 

子どものころ、

山の方にドライブに行ったときのこと。

 

登っていくにつれて

山の中腹にかかっている雲が近づいてきて、

わ~このままでいくと雲の中に入れる!って

ワクワクしてたんです。

そしたら、あれ?

ただの霧の中にはいっただけ!

 

そのとき、霧っていうものは

雲が地上まで到達したもので、

雲はこういうものだって

教えてもらいました。

 

まあ、キリの中に入ると

地上に居ながらにして

雲の中に入ることができる

とも言えるわけですが、

こんなスカスカなものでは

乗っかることは出来ないなあ~と

がっかりしたのを覚えています。

 

飛行機で雲を通過するときに

窓の外の雲を見たことがあるかたも

お分かりになったと思いますが、

雲の粒って本当に小さくて細かいです。

とても乗れるレベルではありません。

雲つぶの大きさ

雲の粒のサイズは0.01㎜

百分の一ミリほどの大きさです。

小ささが分かりにくいでしょうか?

 

雨の粒をひとつ手のひらで受けてみたと

想像してみてください。

 

大体、直径1~2ミリほどですよね?

それを頭の中で百万個に分けてみてください。

ものすごく小さいってこと

お分かりいただけましたか?

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雲が浮かんでいるわけ

雲の粒は、毎秒1センチくらいの速度で

落っこちています。

でも、その速度を上回る上昇気流

上向きに吹き上がる風が

大気中の結構あちこちにあるため、

雲は落ちてこないで浮かんでいられるのです。

 

雲つぶが落っこちちゃうと

水蒸気・湿り気があって

上昇気流のあると

雲の粒は次々生まれます。

 

そして雲の中では

雲つぶが生まれては消える、

あるいは雲つぶ同士がくっついたり離れたり、

というドラマが繰り広げられています。

 

雲の粒同士がくっついて

どんどん大きくなっていって

浮かんでいられなくほど大きく成長して

地上まで落っこちてきてしまったものが雨です。

上へ下への大騒ぎ

さて、見た感じ迫力のあるもこもこ雲の代表格、

雷雲とよばれる積乱雲のなかでは

上昇気流の速度は毎秒10メートル、

発達してくるとそれ以上の速さになっています。

毎秒10メートル以上の風と言ったら、

もう、地上では傘は差せないくらいの強い風。

 

雲の中の風はもう上へ下への大騒ぎ、

びゅうびゅうすごいことになっています。

ですから、航空機は

このように危険な積乱雲は

避けるように飛んでいるんですね。

 

それに、積乱雲の上の方っていったら、

真夏でも温度はマイナス40℃の世界。

 

やはり、地上から眺めるに限るなあって思います。

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