突風にもいろいろあります~竜巻だけじゃないよ

突風といえば

みなさんは「突風」と聞いて

どんな風を思い浮かべますか?

強い風が瞬間的にビューッと吹くイメージでしょうか。

 

気象庁の定義でも「突風とは、急に吹く強い風で

継続時間の短いもの。」とされています。

 

でも突風には発生する原因や仕組みによって

いろいろな種類があるんです。

 

突風を起こす原因としてまずあげられるのが積乱雲。

発達した積乱雲がもたらす突風で有名なのは

「竜巻」ですね。

竜巻は積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する

激しい空気の渦巻き🌪

ろうと状の渦巻きとなっている竜巻の映像を

見たことのある方も多いと思います。

 

竜巻の通過したあとの被害は

何キロにもわたって帯状になっているという

特徴があります。

飛行機にとっても怖い突風

積乱雲が原因となる突風、もうひとつは

「ダウンバースト」というもの。

 

ダウンバーストは積乱雲から吹き降りてくる

下降気流が地面にぶつかって

激しい突風となる現象です。

 

積乱雲の底にたまった冷たい重い空気の塊が

地上にどすんと落ちて来るようなイメージ。

ダウンバーストによる被害は

円形に広がっているという特徴があります。

 

飛行機が離着陸を行う時にダウンバーストに遭遇すると

墜落することもあるといいますから危険な突風です。

スポンサーリンク


積乱雲がもたらすもう一つの突風

積乱雲が原因となるもう一つの突風は

「ガストフロント」というものです。

 

原因はダウンバーストと似ているのですが

積乱雲から降りてきた冷たい空気が水平に吹き出して

周囲の暖かい空気と出会って

いわゆる前線ができます。

 

その小さな前線では激しい上昇気流が生じるので、

前線が通過するときに突風が吹くというわけです。

ガストフロントが発生すると

冷たい空気と暖かい空気の境目に

アーククラウドというアーチ状の弓のような形の雲が

発生することがあります。

黒くて不気味な形をした雲ですが

なんとも言えない神々しさがあって

ついつい見とれてしまいそうに。

(Wikipediaより)

だめだめ!

間もなく激しい雨とともに突風がやってくるかも!

すぐに、頑丈な建物に入るようにしませんと。

積乱雲がなくても

そのほかにも、積乱雲が原因ではない突風として

じん旋風というものもあります。

 

じん旋風というのは、よく晴れた日に

運動場やグラウンドで土ぼこりが渦巻きになって

竜巻のように見える“あれ”です。

でも竜巻とは別の気象現象で

つむじ風とも言われますね。

 

良く晴れた日に地面が暖められて

強い上昇気流が発生するときや

地形や建物の影響で向きの違う風が

ぶつかるときに発生します。

 

小規模ならまだよいのですが、

少し規模が大きくなるとテントや物が飛ばされて

人に当たるなどの被害をもたらすこともあります。

 

屋外イベントでテントを張るときは

天気にかかわらず、しっかり固定しておいてくださいね。

(イラストはすべて気象庁ホームページより)

スポンサーリンク


Follow me!