危険度分布の愛称「キキクル」に~愛称もいいけど略称もね
危険度分布 広めるために
先日、気象庁から
危険度分布の愛称が決まったとの
発表がありました。
危険度分布は土砂災害や洪水など
大雨による身の回りの危険の高まりを
5段階で色分けして
地図上にリアルタイム表示するものですね。
テレビの気象情報コーナーや
スマホアプリから届く「危険度通知」
大雨の時に警戒レベル3になりましたよ!などと
知らせてくれるものですね
それにも使われている情報です。
黄色や赤や紫といった色で
危険度が一目でわかりまして
災害時には、みなさんに
ぜひ使っていただきたい情報なのですが
認知度がいま一つ。
ということで、2020年の秋に
愛称を募集していたんです。
特別選考委員として
気象予報士の天達武史さんや井田寛子さんも
1,200を超える応募があったそうです。
そして、この度、厳正な審査の上
愛称が決定したと気象庁長官から発表がありました✨
愛称は「キキクル」
その愛称は、キキクル
「危機が来る」がもとになっていて
選考では、危険が迫っていることが分かりやすい
文字数が少なく視認性に優れていることなどが
主に評価されたそうです。
危険度分布は3種類ありまして
大雨警報(土砂災害)の危険度分布 は土砂キキクル
大雨警報(浸水害)の危険度分布 は浸水キキクル
洪水警報の危険度分布 洪水キキクル
と呼ぶことになります。
キキクル・・・ちょっと発音しにくいかな(^^;)
愛称もいいけど略称を
それに、災害時に使う防災情報に
愛称をつける必要があるのか、などという
ご意見も耳に入ってきました。
そうですね・・・私も正直
ちょっと抵抗感あります。
確かに正式名称の
大雨警報(土砂災害)の危険度分布なんて
長すぎて舌を噛んでしまいそうですから
土砂キキクルの方が短いですど
それだったら土砂危険度とか
洪水危険度などの
略称を決めてほしかった気がします。
それに気象衛星ひまわりや
地上気象観測システムのアメダスという
愛称のヒット作がありますので
それに匹敵するものが良かったのですが
ちょっとその域には達していない気も。
でも、それだけ、この情報を皆さんに知って
そして使ってもらいたい!という
気象庁の強い願いのあらわれだとも思うんです。
キキクルでも危険度分布でもいいです。
今度、雨が降った時に
どんなふうに表示されるのか
見てみてください。
本当に危険な状況になった時には
みなさんとみなさんの大切な人の命を
助けてくれる情報になりますから。
(画像は全て気象庁ホームページより)