防災専門図書館について~ディープな専門図書館のすばらしさを体験

”防災専門”でも だれでも無料で使えます

図書館というと、みなさんは

公的機関が運営している図書館や

大学等が持っている図書館、学校の図書室を

思い出される方が多いでしょうか?

 

今回私が伺ったのは

東京都千代田区の日本都市センター会館にある

防災専門図書館です。

防災を専門とされていない方でも

どなたでも無料で利用できます。

 

先日、私も予約なしで、

ふらっと立ち寄らせていただいたのですが

まず目に入ったのが伊勢湾台風に関する展示です。

 

「スーパー台風襲来!?

~高潮災害を考える 伊勢湾台風から60年~」

というタイトルで2020年の3月31日まで展示されています。

2019年の9月で、ちょうど

伊勢湾台風襲来から60年だったので

各地で様々な催しが開かれましたが

こちらではポスターとともに

当時の貴重な文献や写真を見ることができます。

 

私も当時の新聞記事に見入ってしまい

コピーもしてきました。

今の新聞もそうですけれど

被害の悲惨な状況の記事が大部分を占める中で

ありきたりな、いつもの生活の様子を

伝える記事や広告も載っています。

 

それが、とてもリアルで

自然災害というものの冷酷さを感じました。

歴史的資料の保全も

こちらの図書館では

防災に関わる資料を全国から収集され

16万冊も所蔵されています。

そして、昔発行された災害に関するかわら版や

絵図といった歴史的な資料の保管にも

力を注がれています。

今回、特別に見せていただいたのですが、

描写がリアルで

ほんとうに細かく記録されていて驚きました。

地震や風水害で大変な目に遭ったことを

後世に伝えよう!という

先人たちの強い願いが感じられました。

それは今も昔も変わらないんだなあって。

 

これらの貴重な資料は

防災専門図書館のホームページにある

デジタルアーカイブのページから見ることができます。

 

今の時代、何か調べようと思ったとき

私もすぐにWEB検索してしまいますけれど

本や実物の資料をこの目で見ると

それらデジタルな資料からは感じられない

説得力のようなものがあるということが分かりました。

 

WEB上には載っていない

貴重な資料も沢山所蔵されていますから

全国から「こういう資料ありませんか?」

という相談のお問合せもあって

司書の皆さんが丁寧に対応されているそうです。

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ディープな専門図書館は、あなたのお近くにも

さらに、こちらの他にも日本には専門的な図書館が

結構あるということも教えていただきました。

 

それら専門図書館の情報が一括して検索できる

「ディープ・ライブラリープロジェクト」

というサイトがあるそうです。

 

専門図書館のディープな世界・・・

一度体験してみませんか?

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