高松地方気象台の観測施設を見に行きました
10月19日-20日は日本災害情報学会の
帰路につくまで急に半日ほど時間ができました。
でも、あいにく、曇り☁のち雨☔の予報
なら”露場”を見に行こう!と思い立ち
琴電に飛び乗りました。
黄色がかわいいレトロな電車。
今年の8月に高松地方気象台を
見学させていただいたのですが
そちらに”露場”=気象観測機器が設置してある場所は
ありませんでした。
2年ほど前に気象台は現在の合同庁舎に移転。
露場はもとの庁舎のあったところのまま
遠隔で観測・管理されていたのです。
最寄駅から歩くことしばし。
住宅地の中にあると伺っていたのですが
なかなかみつかりません。
やっと”気象台東”という交差点発見!
交差点の名前は移転後も変わっていないのですね。
そして、観測塔を見つけ
やっとたどり着きました。
フェンスの外から写真を撮って
帰ろうと思ってたのですが・・・
フェンスが開いてる!
気象台職員の方々が作業をされていました。
思い切って、気象予報士であること
8月に気象台を見学させていただいたことなどお話すると
フェンス内での撮影を許可してくださいました。
ありがとうございます!
ウィンドプロファイラが間近♪
ウィンドプロファイラはレーダーの一種で
上空の風(風向・風速)を電波で観測。
(気象庁ホームページより)
全国に33か所あるうちの一つがこれ。
10月21日高松のウィンドプロファイラデータです。
矢印の向きや色で風の立体的な流れ方がわかります。
そのほか、右は通風筒。
温度計や湿度計が入っています。
左は積雪計。
雨量計は周囲からの雨のはね返りを防ぐために
高めに設置してあるタイプ。
これらの機器が記録したデータを
私たちもこのように見ることができます。
「さるすべり」や「やまはぎ」など
生物季節観測を行っている標本木も植えてあります。
雨の少ない地域ですので水やりなどのお世話も。
観測記録を絶やさないって、いろいろと大変なのですね。
観測記録はこちらからご覧になれます。
奇跡のようなタイミングで
貴重な経験をさせていただきました。
高松地方気象台のみなさま
ありがとうございました!
※なお、こちらのような気象庁や
地方公共団体が気象庁に届け出をして設置している観測機器を
壊したり、勝手に移動したりすると
気象業務法により
3年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、
またはその両方が科せられます。
許可なく立ち入ることは絶対にしないでくださいね!