平成30年7月豪雨被災地視察へ①~一面の菜の花からのメッセージ

のどかな景色の向こうに

4月13日と14日の二日間

岡山県と広島県の豪雨被災地をめぐる

視察ツアーに参加しました。

 

気象キャスターネットワークさんの企画。

国土交通省中国地方整備局の皆さんが

案内してくださいます。

 

最初に訪れたのが岡山県倉敷市の真備町。

 

まず目に飛び込んできたのは

小田川の河川敷に広がる一面の菜の花。

菜の花がこんなに一面に咲くのは

初めてのことなのだそう。

 

以前は生えていた低い木が

昨年の豪雨で流されてしまったのです。

 

豪雨災害がなかったら生まれなかった景色。

 

洪水の前には見られなかった

黄色い花のじゅうたんの向こうに

復旧工事現場が見えました。

51人もの方が犠牲になった町なんだという現実に

引き戻されました。

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初めて見た洪水の被災地

堤防の上に立つと家々が目に入ります。

ぱっと見たところは、のどかな川沿いの町の景色。

よく見ると、壁がはがれていたり

窓ガラスがなくなっています。

家の形は残っていますが、どなたも住んではいないのです。

 

遠くに井原鉄道の高架が見えます。

あの高架の向こうまで水びたしになりました。

この地域は何度も水害を経験していました。

(国土交通省 中国地方整備局資料より)

だから、線路は高架にしてあったのだそうです。

 

決壊した堤防の緊急対策工事が

急ピッチで進められていました。

二重構造の仮の堤防の向こうには

水害に遭われ、元の生活を取り戻そうとしている

皆さんの住む町があるのです。

 

梅雨の大雨や、台風による大雨などで

洪水が起きやすい時期を出水期といいます。

 

今年の出水期は、この堤防に守られて

真備町の皆さんが怖い目に遭いませんように・・

祈りながら、この場を後にしました。(続く)

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