日本の雪について~世界有数の雪国なんです

世界的にも珍しいんです

横須賀に住んでいますと、

お隣の逗子や葉山、横浜市南部で雪が降っていても、

横須賀は雨なんてことがありますよね。

 

関東地方の雪の予報は、なかなか手ごわいのですが、

とにかく、三浦半島は雪が少ない地域です。

 

でも、日本という国でみますと、

ご存じのとおり、北日本や日本海側の地域では

雪が多いですよね。

 

実は日本は世界有数の雪国なんです。

国土交通省が「豪雪地帯」と指定している地域は

国土の何割くらいだと思いますか?

 

答えは約5割!

(国土交通省ホームページより)

 

国土の半分の面積が「豪雪地帯」で、

そこに2000万人の人々が暮らしているというのが

日本なんですね。

10万人以上住んでいる都市の年間降雪量世界ランキングでは

青森市が1位。

旭川市、札幌市、富山市、山形市が上位を占めています。

雪の多い地域に、こんなにも多くの人が生活している国って、

世界的にも珍しいんですよね。

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日本海がおふろみたい?

日本よりも寒い国はたくさんありますけれど、

その国々に雪が多く降るとは限らないということです。

 

日本は緯度が低い割に

たくさん雪が降るのですが、そのわけはというと・・・

 

冬になると、日本には中国大陸の方から

北西の季節風が吹きます。

 

この風は極寒の大陸生まれで、とっても冷たくて乾いています。

 

冬の日本海というと、雲が低く垂れこめ、

寒風の吹きすさぶ極寒の世界をイメージがちですが、

真冬でも日本海南部の海面水温は数℃~10℃程度。

 

寒い大陸から吹いてきた

マイナス10℃とか20℃なんていう風にとっては、

冬の日本海でもあったかいお風呂のように感じられることでしょう。

 

この「あたたかい」日本海の上を吹き抜けるうちに、

風は雲の材料である水蒸気を含んでいきます。

 

寒い冬に、冷えたおふろ場でおふろをわかすと、

おふろから湯気がたくさん立ち上りますよね。

それと同じ原理で雲が沸き立ってきます。

 

そして、違う方向から吹く風同士がぶつかったり、

日本列島に背骨のようにそびえたつ山にぶつかるなどして、

雪雲がどんどんできてしまう。

(札幌管区気象台ホームページより)

そうして、日本海側の地域にたくさんの雪をもたらされるのです。

 

ちなみに雪を降らせた風は、

山を越えるときには乾燥しているので、

私たちの住む太平洋側では雪雲ができず晴れが多くなります。

雪による災害 遭わないために

ニュースで除雪作業中の事故で命を落とされた方のこと、

耳にしますよね。

 

日本では毎年100人前後の方が

雪に関する災害で亡くなっています。

 

雪でどんな災害があるのか、は

こちらのサイトにまとまっています。

首相官邸ホームページ「雪害では、どのような災害が起こるのか」

特に、雪のない地域から積雪地域に行くときの注意点

ここは読んでおいてください。

 

雪下ろし作業の際の注意点はこちらの動画を。

雪の多い地域にお住まいの方も

少ない地域に住む私たちも

雪で悲しい事故に遭わないようにしていきましょう。

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