天気予報のマークについて~表現しきれないこと

気象予報士になって よく言われること

「あれ?今日の天気予報、傘マークついてなかったのに、

今、雨降ってるじゃない!」

このような経験、ありませんか?

私もよく「天気予報で、今日雨降るって言ってたっけ?」と

なんだか責められるように聞かれることがあります。

 

「言ってましたよ~夕方から所により雨って。

今日は所によっちゃいましたね~」などと

ちょっと日本語としては変ですが、そうお返事したりします。

 

日本のみなさんは、天気予報をよ~くチェックしてますよね。

朝、出かける前に、支度しながらテレビで天気予報を見たり、

通勤途中でスマホでチェックする方もいるかな。

でも、降水確率とか、予想気温、

それに晴れとか曇とか雨というマークくらいを

確認するって方がほとんどではないでしょうか?

 

とくに、忙しいと、おひさまとか傘などの

天気予報のマークだけしか見ている暇ないってこともありますよね。

マークが表現しているのは

地図の上におひさまとか傘のマークが描かれているときは、

代表的な場所、神奈川県で言うと

横浜とか小田原の天気予報だったりするので、

「あれ、違うなあ」と感じる方がいるかもしれません。

それに天気予報のマークは予想する時間のなかで、

天気の主な傾向というか

代表的なお天気を表現しているんですね。

 

たとえば、1日のうちの3時間ほど晴れて、

他の時間がすべて曇りという予想なら、

その日を代表するお天気のマークは曇りになります。

 

ですから、天気の変化が複雑な時、

さきほどの夕立のような雨が予想される時でも、

ークとしては晴れと曇りだけが表示されて、

どこにも傘のマークが出てこないことがあります。

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中身が大事!

雨が降るかどうかの影響が大きくて、

とっても気になるときには、マークだけでなく、

ぜひ天気予報の中身も確認するようにしてください。

 

天気予報の中身って気象庁のホームページなら、

すぐに見ることができます。

 

「晴れ、夕方から曇り、所により雨で雷を伴う」というように、

マークに現れていない情報も得ることができます。

天気予報のマークは一目で天気が分かる利点はあるのですが、

すべてを表現しきれないんですよね。

この例でも「所により雨で雷を伴う」という

大事な情報がはいっていませんものね。

 

それに雷のマークってありませんし。

 

地域時系列予報と言って

3時間ごとの天気の変化が分かる情報もあります。

テレビの天気予報でも、気象キャスターさんは

その辺はしっかりと伝えていたりするのですが、

何かしながらだと、それも耳に入らないで

マークだけしか覚えていなかったりってこと、ありますものね。

 

その点、ラジオの天気予報は優れモノです!

先ほどの天気予報の中身をしっかり伝えてくれますからね。

このFMブルー湘南の天気予報も、

ぜひ日々の生活の情報源として活用してくださいね。

 

気象庁の天気予報は

朝5時、昼前の11時、夕方の5時に発表されています。

その都度最新のものに更新されますので、

昨日の夜見た予報と違っているなんてこともあります。

 

ですから最新の情報をこまめに確認するようにしてくださいね。

ちゃんと見ると結構当たってますから。

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