気温データの歴代全国ランキング~寒い日歴代1位はあの事件の2日前
日本一暑いのは
気象庁ホームページには
気象観測データの「歴代全国ランキング」
というページがあります。
気温、降水量等の観測要素ごとに
全国の気象台等やアメダスで観測されたデータの
観測史上1位から20位までの
ランキングが掲載されてます。
今回は気温のランキングのお話
まずは、最高気温の高い方からのランキング
これは、夏になるとよく話題になりますよね。
現在の第1位は、41.1℃
2020年8月17日の静岡県浜松と
2018年7月23日の埼玉県熊谷で観測されています。
(あつべえ 熊谷市ホームページより)
41.1℃って体温よりずっと高い温度ですよね。
20位までのデータを見ますと、半分以上が
2018,2019、2020の3年間に記録されています。
近年は暑い夏が続いていることがあらわれてますね。
最低気温が〇〇℃ ⁉
最低気温の高い方からのランキング
というのもあります。
第1位は2019年8月15日
新潟県糸魚川で観測された31.3℃です。
最低気温が31.3℃ですよ。
一晩中30℃以上が続いたってことです。
さぞ寝苦しいでしょうね。
最低気温の高い方からランキングの20位までを見ると
新潟県、富山県、石川県、福井県など
日本海側の地点が名を連ねています。
これらはフェーン現象によるものと思われます。
最も寒かった日は”あの事件”の2日後
最低気温が低い方からのランキングでは
北海道の旭川で1902年1月25日に観測された
-41.0℃が第1位でした。
100年以上前の記録が
今もやぶられていないんですね。
ランキング20位までは
富士山頂でのマイナス38℃を除くと
すべて北海道内で記録されています。
これは、やはりというところですね。
ところで、この旭川で-41.0℃を観測した
1902年1月25日の2日前には大事件が・・・
八甲田山で雪中行軍という
軍事訓練を行っていた日本陸軍第8師団が
厳しい寒さと大雪のに行く手を阻まれ遭難し
199名の犠牲者を出したいう大事件です。
映画にもなりましたので
ご存知の方も多いと思います。
この遭難事件の2日後に
旭川で氷点下-41.0℃を観測したわけですから
遭難事件のときの寒気も強烈だったことが
うかがわれますね。
ランキング、いろんなことが見えてきます。