見た目が特徴的な雲~”Mammatus”とは?

シュッとした形がかっこいい雲

雲はどれ一つとして同じものはなく

一期一会だなあって思い愛おしく眺めている私ですが

そんな私が「おっ!これはっ!」と思うような

特徴的な形の雲について、ご紹介します。

 

最初はレンズ雲

レンズのようにつるっとした、ちょっと細長い感じの雲ですね。

レンズ雲ができる時に影響を与えるのが山。

 

水分をたっぷり含んだ強い風が山を越えて吹いていくとき

風が上下に波打ちます。

この波打った風の風下側にあらわれるのがレンズ雲です。

山の上にできたり、時には山頂に引っかかったりすることもあり

そういう時には笠雲と呼ばれます。

レンズ雲は特に上空の風が強い時に発生しやすいです。

上空の風が強い時は、天気が変わっていくとき。

つまり、低気圧や前線が近づいて

天気が下り坂の時が多いですね。

 

ですからレンズ雲は雨の前触れと言われることもあります。

 

レンズ雲は雲の基本的な十種類・十種雲形でいいますと

巻積雲、高積雲、層積雲にあたり

中でも高積雲が一番多いですね。

 

雲の端の部分が虹色に色づく

「彩雲」という現象も現れやすいです。

レンズ雲は形もシュッとしててかっこいいし

彩雲になって美しく色づくこともあるので

大好きな雲の一つです。

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ママ雲?

形が特徴的な雲のもう一つの例としてご紹介するのが

乳房雲(にゅうぼう雲)

英語でもMammatusていうのですが

その名前の通り、雲の底にこぶ状の雲が

いくつもできているようなときにそう呼ばれます。

ぼこぼことした形になるのは

雲の底付近で下降気流や小さい渦が発生していたり

雨の粒が落下したり蒸発したりすることなどが

要因とされています。

巻積雲や、高層雲といった高い所にある雲の底に

できている時は怖いものではないのですが

雷雲と呼ばれる積乱雲の雲の底にできている時は要注意。

 

この時は、乳房雲も暗く黒っぽい

なんとも不気味な色をしています。

積乱雲の進行方向の前側にできることが多いので

つまり積乱雲が近づいてきますよ!という

前触れなんですよね。

 

乳房雲って、見つけると珍しくって

しばらく眺めていたくなりますが

積乱雲は、雷だけでなく

急な大雨や竜巻などの激しい突風

時には雹ももたらす怖い雲です。

 

乳房雲という前触れに気づいたら

みとれていないで頑丈な建物に

すぐに避難するようにしてくださいね。

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