一番好きな雲~巻雲へのラブレター
名前も ”唯一”
雲はどれ一つとして同じものはなくて
どれも好きですが
前にお話した十種雲形と呼ばれる10種類の雲の中で
あえて選ぶとすると・・・
巻雲が一番好きです♡
今回も十種雲形、早口言葉まいりますよ!
十種雲形とは、巻雲、巻積雲、巻層雲、
高層雲、高積雲、乱層雲、層積雲、
積雲、層雲、積乱雲 です。
音で聞くと本当に積とか層という字が多く使われて
聞き分けづらいですね。
そんな中でも巻雲は唯一
これらの漢字がついていないんですね。
巻雲は、真っ青な空に大きな絵筆で
さっ!さっ!と白い雲を描いたような筋状の雲です。
雲は薄いのですが、ヴェールのように広がったり
もこもこもしていないので、
積とか層という字が使われていません。
巻雲って どんな雲?
巻雲は空の高い所、気温の低い
上空5000~13000メートルくらいの高さにできますので
氷の粒でできています。
低気圧や台風が近づいてくるとき、
真っ先に空にあらわれるのも巻雲。
その後、雲の量がだんだん増えてくるときは
あ~天気が下り坂なんだなあ、ということが分かります。
形としては、まっすぐなものや
勾玉みたいに曲がっているものもあります。
よく筋雲って呼ばれますね。
地上からは平面的に
白い羽が浮かんでいるように見えますが
飛行機に乗った時など巻雲と同じ高さから
横から見てみると立体的に少し厚みがあることが分かります。
そんな時、私はもう大盛り上がり♪
巻雲のそばに来ることができ
うれしくてたまりません!
神々しい夕暮れ時
美しく多彩な姿で私たちを楽しませてくれる巻雲ですが
特に夕暮れ時にはオレンジ色に輝いて
本当に神々しいです。
だんだんとおひさまが沈み
低い所にある雲から色を失い灰色になっていきますが
空の高い所にある巻雲は
最後まで夕陽に染まり色づいてくれています。
見ていると自然ときれいだなあ・・・って
感動で心が震えてくる巻雲。
一番好きです♡
残りの9種類の雲も
それぞれ好きなところがあります。
それはまた別の機会に。