雲の見分け方など いろいろ~雲への愛を語るための基礎
雲に乗りたいと思ってました
今までも折に触れ雲への愛を
語らせていただいていますが
改めて雲の見分け方など整理しますね。
存在が当たり前すぎて
日頃気にもしていないものって沢山ありますけれど
雲もその一つじゃないでしょうか。
空に雲が浮かんでいるのは、当たり前って。
私もそうでしたが、思えば子どものころから
雲をぼーっと眺めるのが好きで
「雲に乗りたいなあ」なんて思っている子でした。
もっとも、雲の粒は雨粒の100万分の一の大きさ。
手のひらに雨粒1個を受けたとして
それを100万個に分けたって
イメージしてみてください。
雲粒ってものすごく小さくて
あ~雲には乗れないなあって思えますよね。
それはともかく、気象を勉強するようになって
より雲への愛が深まりましたね。
その一因となっているのは
名前を覚えられたからかな、と思います。
十種雲形 ふたたび
以前もお話しましたが、基本的な雲の形は10種類。
これを十種雲形(じっしゅうんけい)と言います。
実は気象庁で行っている雲の観測は27種類なんですね。
全国11か所の気象台では
毎日決まった時刻に職員の方が
雲の形と雲の状態を組み合わせた27通りの中から
今出ている雲がどれなのかを判断しているんだそうです。
27種類!これだと、ちょっと覚えるの大変!
私もしんどいので、皆さんには
10種類の雲の名前の覚え方のコツ、規則をお伝えしますね。
10種類の名前とは
巻雲、巻積雲、巻層雲、高層雲、高積雲、乱層雲、
層積雲、積雲、層雲、積乱雲です。
(提供:(一社)日本気象予報士会サニーエンジェルス)
積とか層とか似た名前ばかりでややこしいですね。
規則がありまして
巻の字がついている雲は空の高いところ
だいたい5000~13000メートルくらいの高さにできる雲です。
積の字がついているのは
もこもこと上方向に成長していく雲。
層がつく雲は横に広がる、薄い感じの雲です。
ちなみに、この雲がもこもこしているか
薄い感じになるかっていうのは
ざっくり言って上昇気流の速さの違いによります。
雲は空気が上に吹き上がっているところ
上昇気流のある所にできます。
上昇気流が強く速く吹き上がっているところでは
もこもこ雲ができて
上昇気流がゆっくりゆるゆると吹き上がっているところでは
薄く広がる感じの雲ができています。
お話が横にそれましたが
高の字がついているのは
高さ2000~7000メートルくらいの高さにできる雲です。
乱という字は、雨や雪を降らせる雲に使われています。
これらの雲、それぞれ個性がありまして
どれも愛おしいのですが
どの雲が一番好き?と聞かれたら・・・
それは、また別の機会に♡