マイ・タイムラインについて~”具体的に考え、備える”って難しいから

マイ・タイムラインとは

マイ・タイムライン

まだご存知の方は少ないと思います。

 

台風や集中豪雨などの災害時に

いつ、何をするのか?を

事前に考えておく一覧表のような

タイムスケジュールのようなものです。

 

そもそも、タイムラインというものがありまして。

これは日本語では「防災行動計画」

 

地震等は突然襲われてしまいますけれど

台風などによる風水害は、事前に予測や

時間的猶予が長い短いはありますが、あります。

 

災害が予測されてから発生するであろう時刻までに

誰が、いつ、何をするか?を予めきめておきましょう

というのがタイムラインです。

タイムラインは全国の多くの自治体で導入されてまして

自治会や自主防災組織、消防団などの方々と

一緒に作られているんですね。

 

その個人版がマイ・タイムライン。

 

みなさんひとりひとり、家族などの単位で

風水害対策を考えておきましょうというものです。

 

昨年の西日本豪雨でも

「避難のタイミングを決めるのが難しかった!」

という声が多かったんですね。

 

そこで全国各地で

マイ・タイムラインの作成を勧める動きが

出はじめてきています。

 

元祖 ”逃げキッド”

マイ・タイムラインの元祖とも言えるものは

茨城県の鬼怒川流域で作られた「逃げキッド」

 

鬼怒川と言えば平成27年の関東・東北豪雨の際

広い範囲で決壊して、氾濫し

多くの方が逃げ遅れたヘリやボートで救助されました。

 

その災害を受けて、開発されたマイ・タイムラインが

「逃げキッド」というツールです。

 

小中学生向けに作られていますが大人が体験しても

十分得るものがあるよう工夫されています。

私も体験したのですが、これはいいなあと思いましたよ。

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マイ・タイムラインのよいところ

「風水害に備えてください!」と言われても

具体的なイメージってなかなかわかないですし

みなさん、日々忙しくって考えていられないですよね。

 

マイ・タイムラインは作っていくうちに

「あ!あれやっておかなきゃ!」とか

「〇〇に連絡しておかなきゃ」などということが

浮かんでくるんです。

 

「逃げキッド」は台風接近時

川の近くに住む人用に作られています。

確かに、風水害って川の氾濫、洪水によるものだけじゃなく

土砂災害とか、暴風とか高潮などなど

他にもありますよね?

 

それに台風は数日前からある程度予測ができますけれど

急な大雨、いわゆるゲリラ豪雨ね、それによる災害もあります。

 

考えておいても、所詮自然相手のこと。

計画しておいた通りには行かないでしょう。

 

それでも具体的に自分事として考えられるという点で

よいしくみ、きっかけになると思います。

 

大勢で作りたい マイ・タイムライン

東京都では大規模にマイ・タイムラインに取り組んでまして

こちらは洪水だけでなく、大雨が降り続いたときや

急な大雨に襲われた時のバージョンも含まれています。

 

全国各地で、その土地その土地の特性を反映した

マイ・タイムラインが作られて

どんどん広まっていってくれるといいなあ、と思っています。

マイ・タイムラインはひとりで作るより

みんなで作る方がいいなあって思いました。

 

そういうワークショップを

私もやっていきたいと考えておりますので

興味を持たれた方は

お気軽にお問い合わせくださいね。

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