雷について~最後の手段を使わないために

最終手段 保護範囲の復習

以前も、最終手段といいますか、

落雷の確率を少しでも下げる方法として

保護範囲の中で姿勢を低くするということもお話しました。

 

もう一度その保護範囲についてお話しておきますと、

高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、

その物体から4m以上離れたところ、

それが保護範囲と呼ばれるところです。

(気象庁ホームページより)

この保護範囲の中にかがんでいれば、

落雷の確率をさげることにはなりますが、

実際はなかなか難しいかなと思います。

 

すぐに安全な場所に避難できない時の最終手段として

サバイバル術として知っておくのはいいことですが、

気象情報を活用すれば、そんな怖い目に遭わなくてすむようになります。

 

段階的に発表されてます

これから雷が発生しやすくなりますよ、とか

今発生しやすいですよ、というようは情報は、

段階的にいろいろ発表されてます。

(気象庁ホームページより)

前の日や朝の天気予報を見聞きした時に、

「大気の状態が不安定」とか「雷を伴う」という

キーワードが使われていたら要注意!

 

これは、雷をもたらす積乱雲が発生しやすい状況になるなって思って、

お出かけ前に必要な対策を考えてくださいね。

 

さらに雷注意報が発表されたら、

数時間以内に雷が発生するような状況なんだって思ってください。

 

ちなみに雷注意報

気象庁が発表している注意報のうち発表回数はダントツ一位

頻繁に発表されているんですね。

スポンサーリンク


 

今、そしてこれからの雷の状況は

気象庁では雷ナウキャストという情報を発表していて、

今発生している雷の激しさや

これから先の発生の可能性が分かります。

(気象庁ホームページより)

ガラケーでも見ることができますよ。

 

さらに気象庁の「雨雲の様子」と呼ばれる

高解像度降水ナウキャストというものでは

雷の発生状況や雷の激しさ、今後の雨雲の動向などの情報も

重ね合わせて見ることができます。

(気象庁ホームページより)

この「雨雲の様子」はスマホでしたら見ることができますので

雷注意報が発表されている時は、

ときどきチェックすることおススメです。

 

何度でも言います。積乱雲の近づく兆し

そういう情報が入手できない時でも、

積乱雲が近づいてくるときの兆し

これを知っていれば、早めに安全な場所に行くことができますよね。

空を見渡した時に真っ黒い雲が見えませんか?

ゴロゴロっという雷鳴が聞こえたり、

ぴかっという稲光が見えませんか?

ヒヤッと冷たい風が吹いてきて、

急に気温が下がった感じがしませんか?

 

そういった五感を研ぎ澄ませていれば、

早めに積乱雲が近づいていることに気づくことができますよ。

 

これらのことを頭の片隅に置いておいていただいて、

保護範囲にしゃがんで雷をやり過ごすような

最終手段を使わないで済むようになってくださいね。

※参考:電力中央研究所「雷のふしぎ」

スポンサーリンク


 

Follow me!