風速データの歴代全国ランキング~あの時の暴風は第何位?

最大風速1位は

気象庁ホームページにある

気象観測データによる「歴代全国ランキング」

 

今回は風速に関してのランキングをご紹介します。

 

最大風速のランキング第1位は

1942年に富士山で観測された72.5メートル

 

でも、これは富士山頂という

山岳で観測された値ですから別格ですね。

 

第2位は高知県室戸岬で1965年に観測された

69.8メートルです。

時速に直すと251.3キロとなります。

 

北陸新幹線の最高速度が時速260キロですから

それに近い速さですね。

そんな風が吹くと街はどうなるんでしょう。

 

気象庁ホームページ

「風の強さと吹き方」という資料によると

風速40メートル以上だと

住家で倒壊するものがある

鉄骨構造物で変形するものがある

と説明されています。

(気象庁ホームページより)

風速69.8メートルは

それをはるかに上回る風速ですから

想像を絶する世界なんでしょうね。

昭和は強風の時代?

最大風速のランキング表には

20位までの記録が載っています。

 

20位中、17事例は台風がもたらしたもの

 

やはり、記録的な風というのは

台風によるものがほとどなんですね。

 

これらが記録された年代を見てみますと

10事例は昭和の時代に観測されたものです。

 

第ニ室戸台風、伊勢湾台風、第ニ宮古島台風など

名だたる台風たちです。

 

気象庁ホームページには

1951年以降の上陸時(直前)の

中心気圧が低い台風が10個紹介されていますが

それを見ても、10個のうち8個は昭和の台風です。

 

しかも、1950年代と1960年代に7個

 

この時代には、勢力の強い台風が

頻繁に上陸していたことがわかりますね。

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最近では

近年の風の強い台風といいますと

2018年の台風第21号が挙げられます。

 

関西国際空港の連絡橋にタンカーが衝突したり

あちらこちらで車が横転したりといった

ニュース映像を覚えておられるる方も

多いと思います。

(国土交通省近畿地方整備局ホームページより)

この時、大阪府関空島で

46.5メートルの風を観測していまして

ランキング第17位です。

 

神奈川県で言うと、2019年の台風第15号でしょうか。

三浦半島付近を通過したあと

強い勢力で千葉県千葉市付近に上陸しました。

(国土交通省関東地方整備局ホームページより)

台風第15号では

東京都神津島で最大風速 43.4メートル

千葉県千葉で35.9メートルを観測しました。

 

でも、これらは全国歴代としてはランキング外

 

ランキングに入っている風は、

本当にすごいんだということ

神奈川の皆さんには実感できますよね。

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