熱中症警戒アラート~猛暑から命を守るために
暑さが命の危険になる時代
熱中症
とっても暑い環境で
体温の調整ができなくなった状態
めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状がでて、
最悪の場合は死に至ってしまう
もう知らない人はいませんよね。
その熱中症の危険度を
判断する数値として使われているのが
暑さ指数(WBGT)
暑さ指数の単位は気温と同じ℃ですが
気温とはちょっと違います。
人間の熱バランスに影響の大きい
気温と湿度と輻射熱(ふくしゃねつ )
この3つの要素を取り入れた指標です。
輻射熱は、日射しを浴びたときに受ける熱や
地面、建物、人体などから出ている熱
輻射熱は温度が高い物からはたくさん出ます。
正確には、これら3つに加え、
風(気流)も指標に影響します。
計算式は
屋外での算出式
WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度
屋内での算出式
WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度
●黒球温度は
黒色に塗装された薄い銅板の球の中心に
温度計を入れて観測した温度
●湿球温度は
水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いて
観測た温度
●乾球温度は
通常の温度計を用いてそのまま気温を観測したもの
です。
ともかく、単純な気温よりも
熱中症対策の参考になる数字だってことですね。
この暑さ指数が28を超えると
熱中症にかかる人が急増する
言われてていわゆる「厳重警戒」
31以上で「危険」
33以上ともなると「かなり危険」となります。
熱中症対策の参考に
この熱中症対策として発表されることになったのが
熱中症警戒アラート
暑さ指数が33以上
つまり熱中症の危険性が
極めて高くなると予想される日の
前日夕方または当日早朝に
都道府県ごとに発表されます。
令和3年4月から全国展開されました。
環境省と気象庁によって発表されていますので
どちらのホームページからも
確認することが出来ます。
熱中症も気象災害の一つ
災害に備える、防ぐという意識で
いいのかもしれません。
最も大切なことは「危険な暑さを避ける」こと
外出を控えたり、部屋の中でもエアコンなどを使い
のどが渇く前に、こまめに水分をとる
休息もしっかりとるなど
熱中症予防を意識して過ごしましょう。
(画像は全て環境省ホームページより)