2019年をふり返って~気象関連のこと

風水害が印象的な一年

年末ですから、やはりふり返っておきませんと思い

よ~く思い出してみました。

 

7月は曇りや雨の日が多くて

日照時間が短かったとか

一転して8月は猛暑日が多くて

熱中症で救急搬送された方も

とっても多かったな・・・などなど。

 

でも、何といっても今年は

大雨や暴風による災害=風水害が

強く印象に残った一年だったのではないでしょうか?

 

三浦半島・千葉県を被災地に 台風第15号

特に、ここ三浦半島では

9月9日未明に台風第15号が通過。

暴風で木や電柱が倒れ停電が起き

まさに被災地になりました。

 

でも東京湾を隔てた千葉県での被害は

もっと甚大でしたね。

土砂災害や浸水害も相次ぎ

屋根が壊れるなど建物の被害も大変なものでした。

(内閣府令和元年台風第19号等による災害からの

避難に関するワーキンググループ第1回資料より)

 

広い範囲で発生した停電も長期化。

その台風第15号の被害からの復旧も十分進まない中

10月6日に発生した台風第19号が接近してきました。

(ひまわりリアルタイムWebより)

恐ろしかった 台風第19号

台風第19号は急速に発達して猛烈な台風となり、

その後も勢力をあまり弱めることなく、

日本列島に近づいて来たのです。

(内閣府令和元年台風第19号等による災害からの

避難に関するワーキンググループ第1回資料より)

12日午後7時前には

大型で強い勢力のまま伊豆半島に上陸。

(気象庁ホームページより

色がついているところは雨雲が発達している)

静岡県や新潟県、関東甲信・東北地方を中心に

広い範囲で記録的な大雨となり

13都県に大雨特別警報が発表されました。

 

土砂災害や浸水害、河川の氾濫も広い範囲でが相次いで

千曲川や阿武隈川といった大きな川も氾濫して。

(内閣府令和元年台風第19号等による災害からの

避難に関するワーキンググループ第1回資料より)

ここ神奈川県でも被害が出て、

多くの方が怖い想いされましたよね。

 

さらに10月24日から26日にかけての

大雨での被害も加えると

死者行方不明者の方は

100名近く※になってしまいました。

※消防庁「令和元年台風第19号及び前線による大雨による
被害及び消防機関等の対応状況(第63報)(12月12日)」

スポンサーリンク


 

課題は多くとも

そのような被害結果を受け、

どうすれば、みなさんが命を失わずに済んだのか?

被害を減らせたのか?

国や自治体などでも検証作業が進められています。

 

内閣府中央防災会議

令和元年台風第19号等による災害からの

避難に関するワーキンググループでは

たとえば、屋外で被害に遭われた方が多く

そのうち約3割の人が「仕事中」「通勤・帰宅中」の被災だった

という結果を受け

確かに鉄道の計画運休も実施されましたけれど

もっと社会が止めるような仕組みが必要なのではないか?

そのような問題を提起しています。

 

そのほかにも、車での避難の問題

避難場所にみなさんが殺到して入れなかった問題

ハザードマップの理解が不足していたことなども

課題として挙げられています。

 

今年から始まった

大雨に関する防災情報の警戒レベルについても

まだ誤解されていることもあると思います。

 

メディアの皆さんも情報の伝え方について

もっと良い呼びかけはなかったのか?と

検証されています。

 

課題を挙げていくと気が遠くなるほどですが

ひとつでも少しでも改善していけるよう

気象災害で命を失う方がいなくなるよう

私も私なりに、できることをしていきたいと

考えています。

来年が、みなさんにとって

平穏なしあわせな日々になりますように。

良いお年を。

スポンサーリンク


Follow me!