気象庁の新しい雪の情報について~地図が見やすいのもいい

観測施設がないところでも積雪量がわかるんです

三浦半島自体は雪の少ない地域ですが

お休みの日に雪国に行ったり

お仕事で雪国と行き来する方もいらっしゃいますよね。

 

それにワンシーズンに何回かは

関東地方も大雪に見舞われることもあります。

そんな時、行先や途中のルートのあたりに

雪がどれくらい積もっているのか、知りたいですよね?

 

どこでどれくらいの雪が積もっているのか、を知るには

これまでは、気象庁のアメダスという観測施設で

調べるくらいしか方法がなかったんですね。

 

でも、アメダスで積雪を観測している観測所

限られています。

神奈川県ですと、横浜にしかないんですね。

 

雪国でもそんなに多くありません。

(気象庁ホームページより)

でも、今年からアメダスのないところでも

5キロ四方で積雪の状況がわかるようになったのです!

 

気象庁ホームページに、新しく

「現在の雪」というサイトができました。

(気象庁ホームページより)

この現在の雪というページにいくと

解析積雪深・解析降雪量というデータを

見ることができます。

 

解析積雪深(かいせきせきせつしん)というのは

積雪の深さを1時間ごとに

約5キロ四方の細かさで推定したものなんですね。

 

どのように推定しているのかというと

ちょっとややこしいのですが

降水量、気温、太陽からのエネルギー(日射)などから

新たに積もった雪の量、融けた量

積もった雪が沈み込む量などを計算する

そういう難しい計算をして積雪の深さを求めています。

 

これを1時間ごとに計算してその差を求めると

その1時間に降った雪の量

つまり降雪量も推定できるというわけです。

 

気象庁ホームページでは、3時間、6時間、12時間のほか

1日、2日、3日間の降雪量を見ることができます。

 

この情報、降った雪の量の推定だけでなく

積もった雪のデータがあるところが

私はすごいなあ、と思います。

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地図も萌えポイント

このように推定した積雪量と降雪量は

気象庁ホームページでは地図として見ることができます。

 

ちょっとマニアックですが、この地図

国土地理院の地図が使われているところも

萌えポイントです!

(気象庁ホームページより)

拡大していくと道路や鉄道も見やすく表示されますから、

大雪の時、予定していた道路をやめて他のルートで行こう、と思ったり

今日はやめて他の日にしよう、と予定を変更したり

という風に使えますよね。

(気象庁ホームページより)

さらに、地図の種類を切り替えると

「陰影起伏図」を表示させることもできるんです。

(気象庁ホームページより)

「陰影起伏図」というのは、一定の方角から光を当てて

地形のおうとつを際立たせたもので

谷や尾根など様子が手に取るようにわかる地図です。

山に行く方には便利だと思いますよ。

 

この現在の雪という情報は

あくまでも計算で推定した値なので誤差はありますが

これまでわからなかった場所の雪の状況が

ある程度わかるということで

いろいろ便利なんじゃないかなと思います。

 

新しい雪の情報、みなさんも、ぜひ一度見てみてくださいね。

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