紫外線に関する情報について~UVインデックス
紫外線対策の参考に UVインデックス
紫外線は夏から秋のはじめが多い時期。
1年の中では夏至前後に最大になります。
近年、紫外線を浴びすぎると
皮膚がんや白内障になりやすいことが明らかになり
さらに「オゾン層破壊」によって地上に到達する紫外線が
増加していることは以前お話しました。
世界保健機関(WHO)でも
紫外線対策の実施を推奨しているんですね。
その時活用したい情報が
UVインデックス(UV指数)というものなんです。
UVインデックスというのは
紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すため
紫外線の強さを指標化したもの。
0から13までの数値で表されて
数字が大きくなるにつれて影響も大きくなります。
環境省からも
UVインデックスが3以上の場合はできるだけ日差しを避け
8以上の場合はできるだけ外出を控えたほうがよい
というような対処方法も示されているんです。
関東地方では5月以降
UVインデックスが8を超える日が増えてきます。
これは実感できますよね。
国内では南の地方ほど多くなりますので
では北の地方は安心かというと、そうでもないんです。
北海道や東北でも8月の正午のUVインデックス分布図をみると
UVインデックスの値は4以上。
数字からも紫外線対策は必要だってことがわかります。
このUVインデックスは世界共通の指標ですから、
海外に行かれた時でも、そこのUVインデックスの情報がわかれば
適切な紫外線対策を行うこともできます。
結構こまやかです。紫外線情報
日本の気象庁では紫外線に関する情報も提供していまして
これが結構こまやかなんですね。
気象庁ホームページの紫外線情報ページを見ますと
今日または明日の紫外線の予想が載っています。
この予想には2種類あって
「天気を考慮した紫外線予測分布図」と
「晴天時予測分布図」があります。
(天気を考慮した予測図の例 気象庁ホームページより)
紫外線の量はお天気の影響を受けます。
快晴の時に比べると、紫外線はくもりの場合は約60%
雨の場合は約30%の量になります。
でも、雲の間から太陽が出ている場合には
雲からの散乱光が加わるため
快晴の時よりも多い紫外線が観測されることもあります。
そういう時のUVインデックスの予想が
晴天時の予測分布なのです。
(晴天時の予測図の例 気象庁ホームページより)
・・・ね、結構細かいでしょ?
紫外線の量は1日の中では正午頃最大になりますから
UVインデックスが大きい予想が出ている日は
お出かけを早めにしたり遅めにしたり
そういう対策もとれますね。
もちろん、今の紫外線の量がどれくらいなのかわかる
紫外線解析分布図も見ることができます。
(紫外線解析分布図 気象庁ホームページより)
一度気象庁の紫外線情報のページものぞいてみてください。
いろんなデータがあって参考になりますよ。