雷について~とてつもないエネルギーなのに

関東は何位にランクイン?

今日の最初はクイズから。

 

全国各地の気象台が雷を観測した日

(ゴロゴロという雷鳴やぴかっと光る雷光などを観測した日)の

合計=雷日数でいうと、いちばん多いのは何県だと思いますか?

 

関東に暮らしてると、栃木県とか群馬県などが多そうに感じますけれど

1位は石川県ですね。

2位が福井県。3位が新潟県。

(雷日数の1981~2010年までの30年の平均値

気象庁ホームページより)

 

栃木県は10位、群馬県は17位で、日本海側が上位を占めていますね。

 

関東では雷は春から夏の印象があるんじゃないかと思いますが、

日本海側では冬の時期に雷が多く発生してるからなんですね。

(月別雷日数 平年値 気象庁ホームページより)

 

レアです。怖いんです。冬の雷

冬の雷って世界的にも結構珍しくって、

日本海沿岸地域と、ノルウェー西岸で見られるくらいなんですって。

 

雷が発生する高さも夏は3000~5000メートルくらいなんですが、

冬の雷ではそれが300~500メートルと低くて、

エネルギーも冬の雷の方が夏よりずっと大きいんです。

 

この前、新潟に行ったときに

「関東から日本海側に引っ越してくると、

冬の雷の迫力がすごいんで、びっくりしますよ!

音も全然違います。」というお話を伺いました。

 

怖いもの見たさじゃないですけれど

ちょっと体験してみたくなりました。

 

ちなみに、魚へんに雷と書いて何と読むと思いますか?

 

こたえは、ハタハタ。秋田県で冬にとれる魚ですね。

鱩が雷が多く発生する冬によく獲れるから

こういう字になったんですね。

 

それから、北陸地方では、冬に起こる雷を

ブリ起こしとか雪起こしと呼ぶことがあるそうです。

これも冬の雷の時期に魚のぶりがよく獲れることや、

雪やあられなども伴うことがあることを表してるんですね。

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とっておけないのがザンネン

さて、雷のエネルギーという話が出ましたが、

雷のエネルギーは10kWhから500kWhだそうです。

数字で言われてもピンときませんね。

 

大きいものだと一般家庭で使う電気の量の約50日分。

 

ほんとにね、この雷の膨大なエネルギーを

とっておくことができたら、

地球上のエネルギー不足、かなり助かるはずなんですけれど

今の技術ではそれはかないません。

 

雷のエネルギーは、一瞬で、

光や音や電波のエネルギーになって

大気中にばらまかれてしまいます。

なんだか、もったいないですね。

 

数字の話で言うと雷の電流は1000Aから20万A。

電圧は1億Vくらい。

 

これも、なかなか実感できませんね。

 

電池1個が1.5Vくらいで、送電線の電圧でさえ50万Vですから、

雷の電圧1億Vがとてつもないことはわかりますね。

 

そんな雷ですから、直接人に落ちると

約8割以上の確率で命を落とすことになります。

 

もう少し雷のお話を続けますね。

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