木枯らし1号について~全国区ではありません
やっと近畿地方で
やっと発表がありましたね!木枯らし1号!
11月22日に近畿地方で木枯らし1号が吹いたという
発表がありました。
東京地方の木枯らし1号は
例年11月上旬に吹くのですが、もう11月も下旬。
ちょっと遅れてますね・・・
今年は北海道で初雪の降る日が遅かったり
秋という季節がゆっくり進んでいるようです。
木枯らしというと、
私は童謡・唱歌の「たきび」の3番の歌詞
こがらし こがらし さむいみち♪という
フレーズが浮かんできて
肌にささるような冷たい風をイメージしてしまいます。
再三申し上げてます通り、私は寒がりなので
木枯らしと聞くと、ちょっと気が重くなったりもします。
全国区ではないのです
木枯らし1号っていうのは、気象庁が発表してまして
実は東京地方と近畿地方でのみで発表されているんです。
木枯らし1号の発表基準は東京と近畿で微妙に違うのですが、
西高東低の冬型の気圧配置で
最大風速が8m/s以上の近畿では北寄りの風
東京では西北西~北の風が吹いた時とされています。
なぜ、全国区でなく
東京と近畿でのみ発表されているのか、と申しますと
人口が多くて、話題性があること
それに木枯らしの定義に合う風が吹くとため
東京地方と近畿地方で発表が始まり現在に至っているとか。
木枯らし1号が発表されなかった年もあります。
木枯らし2号や3号ってないの?というと、
もちろんその後も冬型の気圧配置になると
北寄りの強い風が吹きますから、
2号3号と発表していってもいいんですが、
もう話題にならないといいますか
キリがないということで発表されていないだけです。
木枯らし1号の便りを聞いたら
木枯らし1号の発表は
世の中のニーズに応えている面もあるのですが
みなさん、冬支度してくださいね!という
呼びかけでもあるんですよね。
冬には特に太平洋側の多くの地域では
とっても乾燥しますから、
風邪やインフルエンザにかからないように
体調管理にも気をつけなきゃいけませんものね。
まだ東京地方では木枯らし1号の発表はありませんが
私も今週、冬のコートや手袋を出してきたり
ハンドクリームやマスクを用意しました。
でも、最も気をつけなければならないことは
火の用心です。
乾燥注意報は気象庁が発表していますが
空気が乾燥して、火事など発生する危険が大きい気象条件、
具体的には最小湿度や実効湿度というものを基準にしています。
実効湿度というのは木材の乾わき具合を表すものなんですけれど、
最小湿度が約25%、実効湿度が約60%より低くなると、
乾燥して火事が発生しやすくなったり、
発生した火事が広がりやすくなると言われています。
そういう乾燥注意報などの情報も参考に、
みなさんこれからの季節、
火の元には十分気をつけてくださいね。