薄明光線について~希望を感じる天使のはしご

天使のはしご

おひさまが雲や山に隠れている時に、

雲の隙間や雲の向こうから

空に伸びる光の筋が見えることがありますよね。

それを薄明光線といいます。

 

この薄明光線にはいろんな呼び名があって、

天使のはしごというのが一番有名かな。

 

地上へとまっすぐ伸びる薄明光線のことを

天使のはしごとか、ヤコブのはしごと呼びます。

これは旧約聖書の創世記の中でヤコブという人が、

雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、

そこを天使が上り下りしている夢を見たという記述が

由来となっています。

確かに、雲の隙間からまっすぐに伸びるお日様の光は神々しくて、

私たちもアニメや映画での演出を

見ているせいもあるかもしれませんが、

から天使がいったりきたりしていそうな気がします。

光の画家が由来 レンブラント光線

他にもレンブラント光線という呼び方もあります。

 

これは画家のレンブラントが

好んで描いたことに由来します。

(Wikipediaより)

バロック絵画を代表する画家のひとりであるレンブラントは

「光の画家」という異名を持ち、

薄明光線を用いて宗教的な神々しい作品を残しています。

(『三本の十字架』Wikipediaより)

 

私は天使のはしごという呼び名が好きですが、

レンブラント光線というちょっとかっこいい響きも好きですね。

レアな反薄明光線

もう少し珍しい現象として、反薄明光線いう現象があります。

 

これは日の出や日の入りごろに、

太陽のある側から反対側の空まで

薄明光線が伸びて見える現象で、

私もまだ、実際に見たことはありません。

太陽の真反対の地点に光の束が

集まっていくように見えるので、とっても不思議な現象です。

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光の道で感じるもの

薄明光線は、大気中に浮遊している小さな粒に

おひさまの光が当たって、散らばることによって

光の道筋が見えるようになった現象で、

むかし理科で習ったかな、チンダル現象というものの一つです。

理屈はともかく。

 

薄明光線は、私も何度も見ていますけれど、

山の上とか高い所で見つけた時は

その光の届く先を探します。

その先に町並みがあったりすると、

あの光のあたっているところに住んでいる人は、

さっきまで曇ってたのに

一瞬晴れてきたな、って感じるのかな~

などと想像してみたり。

 

海や湖の近くで天使のはしごを見つけたときは、

おひさまの光で水面がきらきら輝いて

ひときわ感動的です。

薄明光線自体は年中見られますが、

これからの寒い季節に見つけると、

おひさまの光のあたたかさ、ありがたさが

より一層身に染みるといいますか

 

私は希望を与えてくれるような

励まされているような気がします。

みなさまも、ぜひ空を見上げて、

薄明光線、さがしてみてくださいね。

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