夕焼けの味わい方

日の入りの瞬間だけでは もったいない!!

夕焼けがきれいに見える

夕陽スポットと言われるような海岸や高台で

おひさまが沈んでいく様子を眺めてますと

多くの方がおひさまが沈んでしまうとすぐに

帰って行ってしまいまいます。

 

もったいない!!

 

私は日の入りの前後の時間も

味わっています。

 

海や川、湖のそばで

夕焼けを眺めるチャンスがあった時は

日の入り前の時間がいいですよね。

水面に映る光が、

おひさまにまっすぐ続く光の道のように見えて

とても感動的です。

 

そうこうしているうちに

おひさまが地平線や水平線に沈む瞬間を迎えます。

日中はわかりにくいのですが、

おひさまって結構するするっと

あっという間に沈んでいってしまいます。

 

思ったよりおひさまの動きって

速いんだなあってことが分かります。

 

お楽しみはまだまだこれから

雲がある時には、その変化を楽しみますせんと。

 

おひさまが沈んだ後は

低いところにある雲から順に

オレンジ色から灰色になっていきます。

まだオレンジ色しているあの雲は

空の高いところにあるだなあ、ってことも分かります。

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背後に広がる美しさ

夕焼けというとつい

西の空ばかり注目してしまいがちですけれど

反対側の東の空もぜひ眺めてみてください。

 

地平線近くに

薄暗い帯状の影が見える時があります。

これを地球影といいます。

大気がスクリーンとなって映った地球の影なんです。

 

その上のややあかるい部分は

ビーナスベルトと呼ばれその名のとおり

地球影と織りなすグレー・うす紫・ピンクといった

淡い色合いが本当に美しいです。

蒼の時間

さて、西側に視線を戻しましょう。

夕焼けはある程度雲があった方が

その変化を楽しめますが

雲が少ない時には

空の色のグラデーション自体を味わいます。

オレンジ色から青色へのグラデーションの美しさ。

これも何度見てもいいですね。

 

このころになると

街の灯りが徐々にともってきます。

 

空に明るさが残るこの時間帯を

日本語では薄明

英語ではトワイライトと呼びます。

群青色のカーテンが空の上から降りてきて

あたり一面が青色に染まる瞬間を迎えます。

ブルーモーメントです。

 

この昼とも夜とも言えないような瞬間が

私は好きです。

 

星々が煌めきだして夜が始まります。

 

日の入り前からここに至るまでは

1時間以上かかりますね。

 

そんなに長い時間、夕焼けだけを眺める時間は

なかなか取れないかもしれませんが

たまには、夕焼けをゆっくり眺めてみませんか?

ひとつとして同じ夕焼けには出会えませんから。

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