警戒レベル5 緊急安全確保とは~直ちに安全確保を!と言われたら

名称が変わったわけ

「○○市から、警戒レベル5

緊急安全確保が発令されました」

そんなニュースを見聞きするようになりました。

 

「緊急安全確保」というのは

令和3年5月から運用開始された避難情報の一つ

 

以前は「警戒レベル5 災害発生情報」

という言い方をしていました。

 

市町村が災害発生を確認した時に

発令していました。

 

でも「災害発生情報」は状況を表す言葉ですから、

どうすればよいのか

わかりにくいですよね。

 

それに市町村が災害の発生を把握できず

発令できないことが多いといった課題も

指摘されていました。

 

そこで、警戒レベル5というのは

災害発生だけではなく

災害が切迫した状況でも

発令できるように見直したのです。

それに伴い、名称が

「災害発生情報」から「緊急安全確保」に

変更されました。

どうすればいいの?

では「緊急安全確保」が発令されたとき

私たちは何をしなければならないのか?

 

一言で言うと

「命の危険 直ちに安全確保を!」

となりますが・・・

ちょっとあいまいですね。

 

安全に避難できる間に

指定緊急避難場所等へ

立退き避難すべきだった人が

避難しなかった場合

 

あるいは事態が急激に悪化して

避難することができなかった場合

 

そのようなときに

今いる場所にくらべて

少しでも安全と思われる場所へ

直ちに移動等することが

「緊急安全確保」です。

例えば、自宅の周りがすでに浸水しているか

浸水しそうな状況のときに

少しでも高い場所に緊急的に移動したり

近隣の少しでも高く堅牢な建物等に

緊急的に移動するなどの

行動が考えられます。

激しい雨が降り続いている中

土砂災害のリスクのある地域に

お住まいの方は

崖から少しでも離れた部屋に移動したり

近隣の頑丈な建物に

緊急的に移動するなどの行動が考えられます。

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待ってはダメ!と言われるのは

でも、このような行動を

安全にとることができるとは限りません。

このような行動をとったとしても

身の安全を確保できるとも限りません。

 

ですから、こうなる前の避難行動が大切!

 

危険な場所にいる方は

警戒レベル3「高齢者等避難」や

警戒レベル4「避難指示」が発令された段階で

指定緊急避難場所や

安全な親戚・知人宅などに

避難することが重要です。

 

警戒レベル5緊急安全確保が

まだ出てないから

避難しなくていいや!なんて

絶対ダメなんです。

(画像は全て内閣府ホームページより)

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