土砂災害警戒情報~その意味は

土砂災害警戒情報が発表される時

警戒レベル4避難指示が発令されるようなときに

発表される土砂災害警戒情報

 

とても重要な情報ですが

名前も何だか長いし、その仕組みや意味合いなど

あまり知られていないのではないかと思います。

 

土砂災害警戒情報は

大雨警報(土砂災害)が発表されている市町村で

土砂災害の危険度が一段と高まったとき

気象台と都道府県砂防部局が共同で発表するもの。

具体的には土石流とか、がけ崩れが

いつ発生してもおかしくない状況となる2時ほど前

発表されます。

 

この情報が発表された市町村では

土砂災害の危険度が高まった地域に

避難指示を発令したりします。

 

土砂災害危険箇所の近くに住んでいる住民のみなさんは

自らの判断で立ち退き避難するなどの対応が

求められる情報なのです。

発表のしくみ

土砂災害警戒情報の発表は

降った雨が地面の中のどれくらいたまっているのかを表す

土壌雨量指数というものと

1時間に降った雨の量

この二つの要素の組み合わせで判断しています。

土砂災害は、雨が降り続いて

総雨量が多くなったときにも発生しますが、

総雨量がそれほどでもなくても

短い時間に非常に激しい雨が降ったときにも

発生することがあります。

 

それで、土壌雨量指数と

1時間の降水量の二つの要素で判断しているんです。

 

みなさんのお住まいの地域を

1キロ四方のマス目で区切り

それぞれのマス目ごとに

過去に土砂災害が発生した時の雨の降り方や

発現頻度などから基準を決めておきます。

 

そして、実際に大雨が降ってくると

1キロ四方ごとに

2時間後までに基準を超えるかどうかを判断します。

 

基準を超える1キロ四方のマス目が1つでも現れると

その市町村に対して、土砂災害警戒情報を発表する

という仕組みです。

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土砂災害警戒情報が発表された場合は

ですから、自分の市町村に

土砂災害警戒情報が出たことを知ったら

どこで基準を越えそうなのか

気象庁ホームページの土砂キキクルという

地図の情報で確認することをお勧めします。

土砂キキクルで、薄紫になっている場所は

2時間先までに土砂災害警戒情報の基準を超えること

濃い紫になっている場所は

すでに土砂災害警戒情報の基準を超えたこと

意味しています。

薄い紫の段階で避難を開始して

濃い紫になるまでには

避難を完了させておきたいですね。

 

土砂災害警戒情報はテレビ、ラジオ

自治体の防災行政無線やメールサービスなどにより

一斉に伝達されます。

土砂災害から命を守るため

土砂災害警戒情報、ぜひ活用できるように

なっていただきたいです。

(画像は全て気象庁ホームページより)

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