山と日の出・日の入り～モルゲンロート・アーベンロート・ダイヤモンド富士も
神聖な景色 モルゲンロート・アーベンロート
山で日の出日の入りの時に見ることができる
すてきな現象についてご紹介します。
まずはモルゲンロートと言われる現象
日の出が近くなってくると
空がだんだん明るくなってきます。
地球は丸いので、おひさまの光は最初に
高い山の頂を照らします。
おひさまの光を浴びた山の頂は
オレンジ色に輝きます。
これがモルゲンロートです。
ドイツ語でモルゲンは「朝」
ロートは「赤」を意味します。
山が雪に覆われていると
オレンジ色はより一層際立ちます。
モルゲンロートを麓から見ていますと
おひさまのあたっている部分が水平の線となって
次第に山の中腹に降りてきて
やがて麓の街に届きます。
麓の町の皆さんは、
今、日の出を迎えたんだなあってことが分かります。
一方、夕方はこの逆で麓から次第に陰って行き
最後に山の頂だけが
スポットライトをあびているかのように輝きます。
これをアーベンロートと言います。
アーベンはドイツ語で「夕方」という意味です。
モルゲンロートとアーベンロート
どちらも、私は、山での
神聖な儀式のように感じます。
おひさま光のおりなす美しい色の変化を
心静かにじっと見つめていたくなります。
ダイヤモンド富士 パール富士
日本一の富士山に関わることで言えば
ダイヤモンド富士・パール富士と呼ばれる
現象があります。
ダイヤモンド富士とは
富士山の山頂部分と沈む太陽が重なる現象のこと
皆既日食のとき
太陽がダイヤモンドのように見える現象が
”ダイヤモンドリングと呼ばれているため
富士山で起こるこの現象を
ダイヤモンド富士と呼ぶようになったそうです。
そして月が重なる現象を”パール富士”と呼んでいます。
富士山が東か西の方向に見える場所で
気象条件がよければ、年に2回
ダイヤモンド富士が見ることが出来るはずです。
理論上はね。
いつダイヤモンド富士を見ることができるか、は
こちらのサイトで調べることができます。
さらにグーグルマップなどで
障害物がないかなど下見して
それからお出かけされるといいですね。
私は、できれば、山中湖等の湖にも映る
”ダブルダイヤ”いつか見てみたいなあ、と思います。
