2020年をふり返って~気象災害の面から

コロナのインパクトが大きすぎますが

2020年は、コロナ感染症のインパクトが

あまりに大きくて・・・

その他の自然災害のことは

すぐに記憶のかなたに追いやられてしまいそうですね。

 

私は自然災害、その中でも

風水害を中心に振り返ってみます。

 

風水害でいいますと、私はやはり

7月の豪雨災害が深く記憶に刻まれています。

7月3日から4日にかけて、

九州付近に停滞し活発化した梅雨前線は

熊本県を中心とした九州各地に

記録的な大雨をもたらしました。

 

7月31日まで断続的に続いた一連の大雨は、

気象庁によって「令和2年7月豪雨」と

命名されています。

(気象庁防災気象情報の伝え方に関する検討会第7回資料)

特に大きな被害に見舞われたのは

球磨川の流域でした。

 

線状降水帯が形成されて

激しい雨が7月 4 日未明から朝にかけて

連続して降り続き、河川のはん濫が多発しました。

 

土砂災害、家屋等の浸水被害も発生し

球磨川流域だけで50名もの尊い命が失われました。

 

この球磨川の豪雨災害のように

短時間に激しい雨が降り続くことで

急激に状況が悪化していくときの防災対応は

本当に難しいです。

 

私自身にとっても大きな課題です。

2020年の台風は

風水害と言えば、毎年のように

台風によるものが印象に残るものですが

この一年で発生した台風の数は23個で

平年より少なかったですね。

 

日本に上陸した台風はありませんでしたね。

 

でも、台風第10号や第14号のは日本に接近し

九州や南西諸島、伊豆諸島などで被害が発生しました。

(令和2年台風第10号衛星画像 Wikipediaより)

特に、台風第10号は、9月5日に気象庁が

「特別警報発表の可能性」に言及した会見を行い

「特別警報級の台風」という言葉が

報道でも繰り返し使われました。

(気象庁防災気象情報の伝え方に関する検討会第7回資料)

結果的には、勢力が予想より強くならず

特別警報の発表は見送られましたが

それが安心情報になってしまったのではないか?など

防災情報の伝え方は今も検証が進められています。

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2020年の夏は

さて、今年の夏はどうだったか、と言いますと

関東地方を含む東日本では

7月は曇りや雨の日が多くて日照不足でしたね。

 

でも8月に入ったとたん

全国的に晴れて気温が高くなって

特に東・西日本では記録的な高温になりました。

 

猛暑日が続いて

熱中症で救急搬送された方は64,000人で余り。

112人の方が亡くなっています。

(熱中症による救急搬送状況(令和2年)

総務省ホームページより)

 

もう熱中症も気象による災害といっていいですね。

12月には大雪も

その他記憶に新しいのが、

2月16日からの大雪でしょうか。

 

関越自動車道での長時間にわたる車の立ち往生が

大きく報じられました。

(国土交通省 高崎河川国道事務所Twitterより)

孤立した地域も多く、雪がやんだ後も

除雪作業中の事故で命を落とされる方が相次ぎました。

 

こうして振り返ると、改めて

四季があり自然豊かな日本に暮らすということは

自然災害と隣り合わせなんだということが

身に沁みますね・・・

 

どうか、2021年が

自然災害で悲しい想いをされる方がないよう

おだやかな年となるよう祈っています。

みなさま、どうぞ良いお年を

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