指定河川洪水予報~とっつきにくいけれど大事な情報

洪水イメージ

大きめの川の大事な情報です

指定河川洪水予報・・・

あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。

 

「○○川に氾濫危険情報が発表されました!」

というフレーズならお聴きになったことがあるのでは?

 

そう、これが指定河川洪水予報、略して、洪水予報というものです。

この洪水予報、避難の判断を行うのに

ものすご~く重要な情報なんです。

 

洪水予報は、発表される川があらかじめ指定されていまして。

 

神奈川県ですと、大きめの川の

多摩川、鶴見川、相模川、酒匂川が

洪水予報を発表する河川に指定されています。

大雨が降って川が増水してきますと

水防団の方々が水防活動と言って

堤防を見回ったり、土嚢をつんだり

堤防を補強したりと懸命な作業を行ってくださいます。

 

水位の上昇に伴って

水防活動のレベルも上げていきます。

 

また、氾濫しそうになってくると

住民の避難が必要になってきます。

 

ですから、洪水予報は水位の上昇に応じて

段階的に危険度を知らせるという仕組みになっています。

氾濫〇〇情報 段階的に名前が変わります

水位が上がって来ると、まずは

「氾濫注意情報」が発表されます。

水防団の方は活動を始めます。

次に「氾濫警戒情報」が発表されます。

この情報が出ると自治体からは

警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されます。

避難に時間のかかる方は避難を始めた方がよい段階です。

 

さらに水位が上昇すると

「氾濫危険情報」という情報が発表されます。

「氾濫危険情報」が出たということは

いつ氾濫してもおかしくないということです。

自治体からは警戒レベル4「避難勧告」が発令される段階ですが

川沿いにお住まいの方は、避難勧告を待たずに

自ら避難の判断をしていただきたいです。

 

そして、氾濫してしまった場合には

「氾濫発生情報」・警戒レベル5に相当する情報が発表されます。

 

万が一逃げ遅れてしまったら

浸水している中の避難は大変危険です。

頑丈な建物の2階以上に移動するなど

命を守るための最善の行動をとってください。

 

そうならないためにも

ひとつ前の「氾濫危険情報」警戒レベル4の段階で

避難行動をとっていただきたいところです。

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洪水予報 見る時のポイント

洪水予報は気象庁ホームページ

確認することができます。

 

タイトルは「〇〇川氾濫××情報」となっているのですが

中身を見ると川の水位をはかっている水位観測所ごとに

水位の状況や今後の見通しなどが詳しく書かれています。

その中身を見てほしいのですが

自分のいる場所の一番近くにある水位観測所だけでなく

上流側の水位観測所の水位がどうなっているのかも

見るのがポイントです。

 

川の水は上流から流れ込んできますものね。

 

ですから、平常時に、なんでもない時に

それら水位観測所の名前を調べておいてください。

 

そして、大雨の時にテレビなどで

洪水予報が発表になったことを知ったら

洪水予報の中身を見て

今後の見通しを確認してください。

 

文字ばっかりで最初は難しく感じるかもしれませんが

命にかかわる大切な情報です。

 

ぜひ活用できるようになっていただきたいと思います。

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