空の上から見た地上の雲海~雲が見せてくれた山々の起伏

飛行機は窓際席!

先日、朝早い時間に

九州から関東まで飛行機で移動する機会がありました。

 

その時は窓側の席だったので

私はずーっと窓の外の空や雲の様子を眺めたり

写真を撮ったりしていました。

私、飛行機に乗るときはできるだけ

窓際の席を予約します。

 

気象予報士や空や雲が好きな友人も

そうしてるって聞きますが

窓際の席になった時は大忙し!

なれなかったときはものすごくがっかり・・

ずっと寝てたりします。

見えた!四国の雲海

さて、先日飛行機に乗った日は、日本付近は

大陸からの移動性高気圧に覆われて晴れてました。

離陸してしばらくすると四国が見えてきました。

 

そのごつごつした山々の合間、谷の部分に

真っ白い雲がたまっているのが見えたんです。

まるで、空の上からミルクでも注いだみたいに真っ白で

その白い部分が植物のシダの葉っぱのように

枝分かれして見えました。

その白い雲の枝分かれした形が

そのまま谷筋の地形を再現していて

とても面白かったです。

私は雲海を空の高い所から見ていたんですね。

 

雲海は、雲の分類でいうと主に層雲になります。

 

発生するメカニズムは

以前、霧のお話をした時にご説明しましたが

何タイプかあります。

 

この日の雲海は、主に放射霧のタイプですね。

晴れて風の弱い日の夜から朝にかけて冷えこんだ時

いわゆる放射冷却で発生します。

 

冷たい空気は重いので下へ下がるため

山あいの盆地などでは

冷たい空気がたまりやすいんですね。

 

その冷たい空気で含み切れなくなった水蒸気が

水滴となって霧、雲が発生したものです。

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これは、肱川あらし?

私が上空から見ていた地点からすると

これは「肱川あらし」

上から見ていたことになるんじゃないかしら?

と後で調べてみました。

 

肱川あらし・・以前お話したのですが

愛媛県の肱川鹿児島県の川内川(せんだいがわ)

兵庫県の円山川(まるやまがわ)では

霧が川に沿って嵐のような強風を伴って

流れ下っていく現象がみられるそうで

日本3大川あらしと呼ばれるそうです。

 

その中のひとつ、肱川あらしを

上空から見ていたのかな、と思ったのですが・・

 

上流の大洲盆地に霧は発生していたものの

残念ながら肱川あらし発生までには

至らなかったみたいです。

飛行機に乗らなくても山の上や高い建物など

高い所から雲海が眺められることがありますね。

 

雲海が良く発生して、

それを観光資源にしているスポットも

各地にありますので

みなさんも一度訪ねてみてはいかがですか?

 

早朝、あたたかくして

運転にも気をつけてお出かけくださいね。

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