伊勢湾台風60年シンポジウム「台風と高潮」に参加
9月14日
伊勢湾台風60年シンポジウム「台風と高潮」に
参加してきました。
伊勢湾台風による死者・行方不明者数は5098人で
台風によるものでは最大。
今日のご講演でも台風防災の原点
災害報道・情報の転換点という表現が。
確かに伊勢湾台風以降
災害対策基本法等の法整備や
気象庁でも富士山レーダーの導入など
技術的改善がなされた結果
風水害による死者・行方不明者数は激減。
(自然災害における死者・行方不明者数
令和元年版防災白書より)
今でも多くの気象情報の基準や
防災計画などのよりどころとなっているのが
伊勢湾台風なのです。
9月9日未明、関東地方に大きな被害をもたらした台風第15号も
強い勢力でしたけれど
伊勢湾台風やその2年後の第2室戸台風クラスの勢力の台風には
60年近く襲われていないんですよね。
(気象庁ホームページより)
今後、伊勢湾台風クラス
あるいはそれ以上の台風が来襲したら?
そういう危機感が満席の会場に満ちていました。
元NHK解説員の山﨑登教授の言葉が印象的でした。
「情報を伝えるだけじゃ足りない。
受け取る側=国民のみなさんの意識が大切」
山﨑さんが紹介してくださった
岩手県釜石市唐丹町本郷地区「津波記憶石」の
中学生のメッセージです。
「100 回逃げて、100 回来なくても、
101回目も必ず逃げて」
そして「正確な数字や専門用語
的確な情報発信だけで命は救えない。
それらがどういう意味か、どういうことなるのか、を
(国民の皆さんに)理解してもらわないと!」とも。
みなさんに理解していただくことの大切さを再確認。
背中を押していただいたように感じました。
のみこみやすい”ひと肌の知識・情報”を
お伝えできるように
がんばりませんと✊