日照時間について~おひさまが恋しくて、そもそもからまとめてみました

少なかった晴れの日

今年の7月は晴れの日少ないですね。

(気象庁ホームページより)

 

ニュースでもプールがガラガラだとか

夏物の衣料が売れないとか

野菜は生育不足で値上がりなどなど

なんだか気の重くなる話題が多かったです。

 

たしかに、今年は7月の日照時間が短くて、気温も低めで

梅雨寒という言葉がぴったりの日が多かったですね。

 

日照時間の測り方

そもそものお話をしますと、日照時間というのは

直射日光が地表面を照らした時間です。

 

ここまでは、いいと思うのですが

どうやってはかっているんでしょう?

 

いちいち気象台の職員さんが

日が照っている時間を記録しているのではなく

そこはやはり機械で測っています。

 

雲がない時の日の出のしばらく後

あるいは日没のちょっと前の日差しの量を基準にして

それより多い日差しが観測された時間を日照時間としています。

 

単位は0.1時間つまり6分単位ですね。

 

ですから一日の日照時間は4.6といったように

小数で記録されます。

 

例えばある日の12時の日照時間が0.1となっていたら

11時から12時の間に6分間だけ日差しがあったんだな、と。

(気象庁ホームページより)

 

1.0となっていたら

ずっと晴れていたんだな、ということが分かります。

 

日照時間をはかる機械は日照計といいますが

太陽電池の仕組みを使って

電池の出力の大きさから日差しの量を測るものや

太陽の位置を自動で追いかけて測定するというすぐれもの

太陽追尾式日照計というもの等が使われているんですよ。

(高層気象台ホームページより)

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日照時間がいちばん長いのは

その日照計で観測された日照時間ですが

世界平均は年間で2500時間とされています。

 

では、日本はどれくらいだと思いますか?

 

世界平均の2500時間よりやや短い

1500から2200時間程度になります。

 

日本には梅雨があったり、台風もきたりで

日差しが届かない日がある影響でしょうね。

 

日本の主な都市

各県にある地方気象台の平年値(1981年から2010年の平均)の

データで比べてみますと

 

日照時間が長いところ第一位は甲府市、山梨県なんですね。

 

1年ごとのデータでみると

2位以下は、静岡、熊谷、徳島、高知などが

毎年入れ替わっているのですが、1位は甲府なんですね。

 

甲府は内陸で湿った空気が入りにくいことなどから、

晴れる日が多くなるんですね。

 

逆に日照時間が少ない県には

秋田、山形、富山、岩手といった東北・北陸地方の県が並びます。

 

これはもう、冬の雪雲の影響ですよね。

 

日差しが少ないと洗濯物も乾かなくて生活上も困りますが

骨の健康に大切なビタミンDや

心を安定させてくれるセロトニンという物質が

不足するとも言われています。

日照時間が短い時には、食べ物で補うなどして

おひさまの光を浴びられるチャンスをみんなで待ちましょう。

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