気象に関わる神社について~お天気の予報はできても変えられないから

気象関係者の願いをうけとめて

みなさん、今年のお正月は初詣は行かれましたか?

 

私は実は年末だったんですけど、

気象神社というところにお参りに行きました。

気象神社は東京の高円寺の駅近くにあります。

 

気象関係者の間では結構知られていて、

1月と8月に行われる気象予報士の試験前に

お参りに行ったなんていう方もいます。

 

私は今回初めて行ったのですが、

氷川神社という神社さんの一角に建ってました。

まつられているのは

八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)で、

その名前の意味は多くの人間の知恵を

一同に結集させることができるということだそうです。

また、『晴』『曇』『雨』『雪』

『雷』『風』『霜』『霧』など八つの気象現象を

制御するとも言われているそうですよ。

 

もともとは1944年(昭和19年)

大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に造営されたものが

戦後、高円寺氷川神社に移されたとか。

陸軍の気象観測員のみなさんのお祈りも

受けとめてたんだなあって思うと感慨深いものがあります。

テルテル坊主のお守りがあったり、

下駄の形の絵馬が奉納してあったりしたのは、

流石だなって思いました。

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ここは”いかづちじんじゃ”です

さて、年も明けての初詣。

 

私は横須賀にあります

雷神社(いかづちじんじゃ)ということろに

お参りに行きました。

「かみなりじんじゃ」とお読みするのかと思ってましたが

正式には「いかづちじんじゃ」のようです。

 

昔ある時、突然ものすごい稲妻と雷鳴が響き、

祈りを捧げていた12人の乙女たちのところに雷が落ちたのですが、

そばにあった柏槇(ビャクシン)の木に雷は落ち、

木は黒焦げになりましたが彼女たちはかすり傷一つなかった。

 

その柏槇(ビャクシン)の木をご神木に神社を建てた、

という言い伝えが残っています。

 

雷が近づいている時、木の近くにいたら

側撃雷と言って木から人間に

雷が飛び移ってしまったかもしれません。

 

雷が近づいている時

すぐに安全な場所に避難できない時の最終手段として、

高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、

その物体から4m以上離れたところで姿勢を低くしましょう、

という保護範囲っていうのがあるんですけど

たぶん彼女たちはその4メートル以上離れた

保護範囲にいたのかなあ、なんて想像してしまいました。

(気象庁ホームページより)

 

雷神社のお話に戻ります。

 

天正9年(1581)に現在の場所に移築されたのですが、

今の雷神社の境内には樹齢500年を越すと言われる

イチョウ大木がありまして、堂々としていてすてきでしたよ。

皆さんのお住まいの近くにも、雷神社のように

気象に関係する神社やお寺さん、ありませんか?

 

全国各地にあるようなので、

私も他の場所も訪ねてみたいなって思いました。

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