日の出の味わい方・わたし流

2019年 初日の出

今年の初日の出、みなさんご覧になれましたか?

 

関東地方の多くの地域で、雲は多いながらも

初日の出、きれいに見えましたよね。

昨年の6月に

わたし流の夕焼けの楽しみ方については

お話ししてまして、

日の出ですから、まあ、基本的には

順番が逆になるだけなのですが、

夕焼け同様、こだわりがあります。

 

日々の生活の流れの中で

何気なく眺める夕焼けと違って、

日の出というと今日は日の出を見に行こう!」と気合を入れて

見に行かれる方が多いのではないでしょうか?

 

初日の出を見に行く時も、

日の出の時間を調べましたよね?

 

初日の出情報(国立天文台)

 

そしてその時間を目指して

お出かけされた方が多かったのではないでしょうか。

 

もったいない!

 

寒い時期は特に、

ぎりぎりまでお布団に入っていたいでしょうが、

そこを我慢すると、もっともっと

日の出を味わうことができます。

 

いちばん好きな美しい瞬間

そうですね、1時間前に

日の出が見えるスポットに到着するのが理想かな。

 

真っ暗な夜から少し明るくなってきて

空が群青色に見えるころ、

世界が青一色に染まる瞬間があります。

 

この一瞬をブルーモーメントといいます。

わたしが一番好きな瞬間です。

 

やがて地平線・水平線のあたりから

オレンジ色に染まりだします。

おひさまの光の色とまだ星がきらめく濃紺の夜空との

グラデーションが美しいです。

 

空に雲があると、高い所にある雲から順番に

茜色に染まってきます。

その色が、だんだんおひさまの黄色っぽい色に変わってきて、

群青色だった空のカーテンが

するするっと上に開いていくように、

明るさが上の方に広がっていきます。

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反対側もふりかえってみて

おひさまと反対の方角、西の空を眺めると

地平線近くに薄暗い帯状の影が見えるかもしれません。

 

大気がスクリーンとなって映った地球の影、地球影です。

その上のややあかるい部分はビーナスベルト

 

地球影と織りなす淡い色合いが美しいです。

 

クライマックスの奇跡

さて、東側に視線を戻すと、

いよいよ日の出の瞬間を迎えます。

 

空が金色に輝きだし、

おひさまが顔を出します。

冬の時期ですと、

ぱあ~と当たるおひさまの光で、

そのあたたかさを感じることができるかもしれません。

 

空気が澄んでいる冬の時期は、

おひさまが顔を出す瞬間、ほんの一瞬だけ

緑色の光が見えることがあります。

(Wikipediaより)

 

グリーンフラッシュと言って、

空気が澄んでいるだけでなく、

いろいろな条件が重ならないと見えない

本当にまれな現象です。

 

わたしもまだ、

グリーンフラッシュを見たことはないのですが、

日の出や日の入りの瞬間にカメラで連写すると

映っていることがあるそうです。

 

何があっても

みなさん、初日の出は特別な想いで

見に行かれたのだと思いますが、

元旦だけでなく、機会があったら

日の出を時間をかけて味わってみてください。

何があっても、

ほんとは雨の日でも

毎日、おひさまは昇ってくるんですよね。

私たちが気づかなかったり

雲で見えなかったりするだけで。

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