気象衛星ひまわりについて①~地球を見まもっています

当たり前ではありません

最初にクイズです。

自分の国で気象衛星を持っている国って、

世界で何カ国あると思いますか?

実は単独の国としては6か国しかないのです。

 

ヨーロッパでは30か国で共同で

気象衛星を運用しているんですけど、

自国で気象衛星を運用しているのは、

アメリカ、ロシア、中国、インド、韓国

そして日本の6か国。

(気象衛星ひまわり8号 気象庁ホームページより)

結構少なくないですか?

 

私たちは当たり前のように

テレビなどで気象衛星ひまわりから送られてくる

画像を見ることができますが、

これって世界的には当たり前ではないってことです。

 

日本も初代のひまわりが登場する前は、

アメリカの衛星の情報を提供してもらっていました。

地球全体を見守るために

1963年にWMO世界気象機関というところが

地球全体を連続して気象観測できるように

気象衛星観測システムを作ろう!って計画を立案しました。

(気象庁ホームページより)

それで日本に西太平洋とアジア地区の観測のための

静止気象衛星を打ち上げてくださいって要請がありまして。

 

1977年に打ち上げられたのが初代の気象衛星ひまわりです。

(気象衛星ひまわり 初号機 気象庁ホームページより)

 

40年ほどたった今も

気象衛星ひまわりは

地球全体を観測する衛星観測システムの一役を担い続けています。

 

ひまわりで観測されたデータは、日本だけでなく、

東アジアや、オセアニア、西太平洋の

30以上の国々でも利用されています。

 

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まるで宇宙から地球をみているよう

みなさんが一番、衛星雲画像を見ているのは、

やはりテレビの天気予報コーナーでしょうか。

 

一部はテレビのデータ放送で

時間を問わず見ることができますが、

できましたら、インターネットで

ひまわりの画像をリアルタイムに見ることができる

「ひまわり8号リアルタイムWeb」というサイトを

のぞいてみてください。

これからの季節ですと、

日本の周辺に筋状にあらわれる

冬の雲たちの様子が美しいですよ。

スマホでも見ることができるのですが、

まさに宇宙空間から地球を眺めているような、

そんな壮大な気持ちを味わうことができます。

動画再生もおすすめですね。

まるで生き物のように生まれては消えて、

渦を巻いたり流れていく雲の様子を見ることができます。

 

拡大していっても面白いですよ。

これも、ひまわりに搭載されている

世界最高性能のセンサーのおかげです。

名前のままに

太陽をイメージさせるとして

ひまわりと命名された日本の気象衛星。

お花の方のひまわりの花言葉は

「私はあなただけを見つめる」です。

 

なんだか、ピッタリだと思いませんか?

 

地上のひまわりはおひさまの方を向いて育ちますが、

宇宙を飛んでいる気象衛星のひまわりは地球の方を向き、

私たちを見守るように咲き続けてくれているんですね。

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