グライダーについて~見えない空気の流れをさがして

空を飛びたくて

先日、生まれて初めてグライダーに載ってきました。

 

小さいころから空が好きで、

生まれ変わったらパイロットになりたい!とも思っているくらい、

空を飛ぶの好きなんです。

 

たまに、飛行機で旅行に行くときは、もう大興奮!

できる限り窓際の席を予約して、

ずっと窓の外の空や雲を眺めたり写真撮ったりしてます。

そんな私ですが、もっと体に風を感じるといいますか、

飛んでいることを実感したいと思ってまして、

ひそかに「今年中に空を飛ぼう!」って目標にしていたんですね。

 

それでグライダーの体験飛行というものがある

ということを知ったわけです。

 

飛ぶっていえば、ハンググライダーとかパラグライダーとか

バンジージャンプだってありますよね。

 

でも、グライダーの機体の写真を見て、これだ!と。

その美しいフォルムに魅せられてしまったのです。

離陸から違う

実際、体験飛行してみて、ほんとに不思議な感覚でしたね。

だって、エンジン載ってないんですよ!

 

どうやって離陸するかっていいますと、

グライダーの前にロープを取り付けましてね、

それを機械で巻き取ることで

すごいスピードで引っ張って加速させて、

まるで凧あげのように上昇させるんです。

だから飛行機みたいに浮くまでの助走は、なし。

まるでジェットコースターの逆のような感じで

突然ぎゅん!と引っ張られて、もう浮いてる!

っていうのが、まず驚きでした。

 

上昇していく角度も急で、

あっという間に上空数百メートルの世界になるんです。

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滑空するということ

上昇しきったところでロープを切り離し、

あとは滑空・・・滑るように空を飛んでいきます。

基本、下の方へ降りていくんですが、

何時間も、時には何百キロも遠く離れた所まで行くこともできるとか。

 

それは空気が上に吹き上がっているところ、

上昇気流があるところを探して、

それをうまくつかまえて高度を稼ぎ飛び続けるからです。

 

サーマルと呼ばれる熱上昇風、

暖められた空気が上昇する力を利用したり

リッジと呼ばれる山の斜面を吹き上がる風を捕まえたり、

ウェーブと呼ばれる山が作り出す空気の波を利用したり。

 

目には見えない上昇気流のありかを

雲のあるところや鳥が旋回しているところなどを参考に

探し出して、そこを狙って移動することで飛び続けているのだそう。

気象の知識も重要!

 

長く飛び続けるには知識と技術と経験が必要で、

そこがスポーツとしての奥深さ面白さになっているんですね。

 

私も一瞬だけ、サーマルの上向きの力を体感できましたよ。

 

ヘリコプターや飛行機に乗った時感じる

エンジンで持ち上げられているような感覚でなく、

空気の中を泳いでいくような感覚。

 

空気の粘り気というようなもの。

 

地上では感じませんが、

私たちは本当に空気の中を

泳ぐように生きているんだな、って感じました。

 

また、チャンスがあったらグライダー載ってみたいです。

 

☆大学の航空部を描いた小沢かなさんの漫画

「ブルーサーマル」

参考にさせていただきました。

 

読むと、また飛びたくなります!

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