警報・注意報発表のタイミング・・・早めを心がけてるんです

風、弱いじゃない!

先週、台風12号が神奈川県にも接近して、

小田原で建設中の観光施設が高波で壊されたり、

国道135号線では車が波に飲み込まれたり、

いろいろな被害がありましたね。

 

私たちの住む横須賀市では

28日土曜日の朝9時半過ぎに暴風警報が、

午後2時過ぎに大雨警報が発表されました。

 

でもね。

暴風警報が発表されても、大雨警報が発表されても、

しばらくの間、風も雨も大したことなかったんです。

 

私のまわりでも「暴風警報がでてるけど、風、弱いじゃない!」

というような声がちらほら聞こえました。

早めに 余裕をもって

でも、15時過ぎくらいから風が強まってきて

三浦のアメダスでも

最大瞬間風速25.2メートルの非常に強い風が吹きました。

そう、実は

暴風警報が発表されても、すぐには暴風にならないのです。

 

気象台では、防災機関や住民の皆さんが

防災対応をとる時間を考えて、

警報や注意報は少し早めに発表するようにしているからなんです。

 

どれくらい早めかというと、

だいたい3時間から6時間くらい前に

発表するようにしているそうです。

 

ですから「たいしたことないわ~」と油断しないで、

大変な状況にならないうちに、

ベランダで飛ばされそうなものを移動したり、

めに家に帰るようにしたり、

そういう風にこの猶予の時間を使っていただきたいんです。

 

ただ、急な大雨に関しては予測が難しいので、

せいぜい2時間から3時間前の発表となりますが、

激しい雨が降って来てから大雨警報を発表することも、ままあるそうです。

 

一方、いろんな警報・注意報の中で

霜注意報というものは

農家のみなさんなどに

夜から翌日朝にかけて霜への対策をとってもらうことを考えて発表しますので、

前の日の夕方までに発表するようにしてるそうですよ。

 

それ以外にも、警報・注意報はニュースや天気予報の時間、

防災機関の勤務時間などを考慮して発表することもあるそうです。

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いつから大変になるの?

じゃあ、今、発表された警報や注意報は、

どれくらい時間的な余裕をもって発表されたのか、

例えば、はじめにお話しした暴風警報ですと、

いつ頃から暴風になるのかを調べるにはどうしたらいいかといいますと、

気象庁ホームページの「気象警報・注意報」というサイトを見てください。

 

見たい市町村をクリックすると、

警報・注意報の内容が赤色や黄色の表の形で表示されます。

(気象庁ホームページより)

この赤色や黄色の表は、3時間ごとに色がついていて

赤色は「警報級」、黄色は「注意報級」の時間帯を表しています。

 

例えば、風でいうと、黄色の時間帯から強い風が吹き始めて

赤色の時間帯になったら暴風になると予想されていることがわかります。

 

皆さんも、警報や注意報が発表されたら、

気象庁ホームページを確認してみてくださいね。

 

テレビのNHKのデータ放送のページでも

警戒すべき時間帯を見ることができますよ。

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