平成30年7月豪雨 思ったこと考えたこと

「予告」があるのに・・・

7月6日から8日にかけて西日本を中心に大雨が降り

亡くなられた方・行方不明になった方を含め

200人以上というほんとに大きな災害となってしまいました。

犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに

被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

 

洪水や土砂災害の各地の被害状況が報道され、

死者・行方不明者の数がどんどん増えていって

胸が押しつぶされそうな悲しさにおそわれました。

 

先週まで、サッカーワールドカップを見て盛り上がったり、

学校行ったり、ご飯作ったり、

お仕事一生懸命やられてたり・・・

そういう普通に暮らしていた方々の命が、

大量の水や土砂によって、たくさん奪われてしまいました。

(7月8日 岡山県倉敷市 国土交通省ホームページより引用)

私がどうしても残念でならないのは、

大雨や台風などによる気象災害は、

地震や火山によるものと違い、

「予告があるのに!」ということです。

 

危ない状況になることが予想されてから、

災害が発生するまで、長い短いはありますが

時間の猶予があります。

 

今後様々な検証がなされるとは思いますが、

今回も多くの地域で

気象庁から大雨警報や土砂災害警戒情報、

さらに大雨特別警報などが、

市町村からは避難勧告や避難指示などが、

災害が起こる前から出されてはいました。

 

それなのに!という想いです。

 

日常生活を捨てて避難を決断することが、

どれだけ難しいか・・・とっても分かります。

 

私だって適切な判断ができるか?わかりません。

 

でも、何が足りなかったんでしょう?

 

次の世代を担う子どもたちに、

どういう仕組みや文化を作って、

どう伝えていけばいいんだろう?

そんな風に考えてしまいます。

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生活圏の”危険”を思い返すことから

今、みなさんに具体的なこととしてお伝えしたいのは、

みなさんのお住まいの場所や、

学校、職場など行動する範囲が、

どういう危険を持ち合わせたところなのか、

例えば、がけの近くなのか、

川の近くなのか、海のそばなのか、

そういうことを今一度思い返してほしいということです。

 

各自治体が作っている

ハザードマップを見ていただくのが良いとは思いますが、

ちょっと意識して周りを見渡してみるだけでもいいです。

 

国土交通省ハザードマップポータルサイトも参考になります。

 

たとえば、大量の土砂に押しつぶされた家の映像。

その映像がどこのものかという地名が隠されていたとして、

それがどこの都道府県のどの地域か、

みなさん、当てることができると思われますか?

 

逆にいえば、山があって、

そのふもと近くまで住宅が建っているという

日本中のどこにでもある風景なんです。

(平成24年7月 熊本県阿蘇市 気象庁ホームページより引用)

たまたま豪雨におそわれたのが

今回は西日本の各地であっただけで、

どこででも、みなさんのお住まいの地域でも、

私の身の上にも起こりうることだということです。

 

自分自身で そして周りの人たちにも

そして、天気予報で何か警戒を呼び掛け始めたら、

自分自身で情報を取りに行く

そして、それを周りの人にも伝える、

そういうこともできればしていただきたいです。

 

スマホや携帯ではもちろん、ラジオでもテレビでも

情報は入手できます。

 

子どもや大切な人の命を

大雨や台風などの気象災害で失わないために、

私も先ほど申しました「予告」の意味や、

情報の入手方法など

これからもお伝えしていきたいと考えています。

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