雪の結晶と関東雪結晶プロジェクト

意外な形のものもある雪結晶

関東で降る雪の予想は

いろいろ複雑な要素がかかわっていて

すごく繊細な難しい世界です、と

ご紹介しましたが

雪の少ない地方に住んでいる私たちは

雪をじっくり観察する機会も

ありませんよね。

 

私も正直、

気象予報士の勉強をするまで

雪の結晶に

あんなにいろんな形があるなんて

知りませんでした。

 

雪の結晶というと六つに分かれた

枝状の形を思い浮かべる方が

多いですよね。

針のような形や角柱状のもの

砲弾のような形をしたものなど

様々な形のものがあります。

(写真はいずれも

気象研究所 荒木健太郎氏撮影)

これらの結晶の形は

成長するときの

湿度と温度で変わってきます。

 

世界で初めて

人工雪を作ることに成功したのは

日本人の中谷宇吉郎さんなのですが

この中谷先生は

「雪は天から送られた手紙である。」

と例えました。

 

雪の結晶を観察すれば、

結晶が成長したところ

つまり空の高いところの状態が

予想でき、雲の性質がわかる

ということを

こう表現されたわけです。

素敵なことばですよね。

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関東雪結晶プロジェクトとは

その天から送られた手紙を読み解こう!

というプロジェクトがあるので

ご紹介します。

 

気象庁の気象研究所では

関東地方に雪が降った時に

雪の結晶の写真を一般の方から募集する

「関東雪結晶プロジェクト」

というものを始めています。

雪の写真と

撮影場所、時間などのデータを集めて

雪を降らせる雲の性質を知り

関東の雪予報の精度を高めよう!

というプロジェクト。

 

スマホでも雪の結晶って撮影できます。

100均のスマホ用

マクロレンズをつければ

ぐっと簡単に。

 

先日の雪の日には

私も参加しました。

ちょっとピンボケ(^-^;

 

これからも

空からの手紙を

読み解くお手伝いをできれば

と思っています。

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